ついにリリースされたポケモンGO。22日正午、早々にダウンロードしたのですが、夜を迎えてもなおゲームを始められずにいました。
いまだにここ。
【理由1】サンバイザーが嫌だ
上記画像のとおり、最初に「自分の分身」をつくるのですが、この展開は全く予想していませんでした。老いも若きも男も女もすべからく「サトシ」にさせられていたころとは違うのね(あのころも名前は変えられたけど)。
ここできちんと、思い入れのあるキャラクターを作っておくのが大事なのだと思う。
なのでイケメンを生み出そうとしました。私が思い描く「イケメン」にサンバイザー姿は似合わなかったので外そうとしたんですが、
まさか「サンバイザーを外す」という選択肢がないとは。
とてもテンションが下がりました。そこからポケモンGOを始めないまま、いまに至ります。すべてはサンバイザーのせいです。
【理由2】流行しているムーブメントを受け入れるのが照れくさい
街中でスマホの画面を見ながら人差し指をすいすい動かしている人は、おおむね「ポケモントレーナー」です。22日より、日本はそういう国になったのです。
私もジョインすればいいのですが、どうにも、世の中のメインストリームに乗っかっていくことに抵抗感が出てしまって。なんだか気恥ずかしいのです。照れたところで誰がいじってくれるわけでも、萌えてくれるわけでもなし、「何言っちゃってんの?」のほかにかける言葉などないのですが。
かつてiPhoneユーザーがうなぎのぼりに増えていっていたころ、頑なにポンコツREGZA Phoneを使っていたころを思い出します。
今となってはiPhoneユーザーなのですが。
【理由3】ゲームがもたらす「虚しさ」への不安
この理由が猛烈にデカいです。
ゲームは昔から苦手。時間を持て余していた学生時代こそ、FFやらペルソナ、ぷよぷよ、ダンスダンスレボリューション、麻雀格闘倶楽部などなどハマっておりましたが、大学生ごろから徐々に「ゲームを楽しむ」ことが著しくヘタクソになっていきました。
圧倒的に時間が足りない。
本も読みたいしTVが観たいしラジオが聞きたくてイベントにも行きたい。私にとって、ゲームはコストパフォーマンスならぬ「タイムパフォーマンス」の悪いものでした。
システムの工夫とか、BGM、演出なども興味深く楽しめたらよかったのですが、キャラクターの造形美とストーリーくらいしか関心が持てなかったのです。時間がかかるRPGは早々に離脱。話題作は攻略本だけ読んでいました。
パズルゲームもやらなくなりました。パズドラも一時期挑戦してみたんですが、どんどん虚しくなっていくんです。「このゲームをやっている時間、私は何も学んでいないよな…」という具合です。焦燥感とも言えます。時間がかかる割に得られるものが少ない。それが私にとってのゲームになりつつあります。世間のトレンドを体感できている!とか、視点を変えればたくさんの学びが得られるのでしょうが、頭悪いからそこまで機転がきかないんだ…。
深夜のバラエティ番組を観る時間のほうがよほど無駄だろ、というご指摘はごもっともなんですが、もうそれは私の血肉なので外せないんだ…あの時間なくして生きていけないショボイ人間なんだよォォォ…!
ポケモンGOで楽しく散歩習慣が身に着くとか、メリットがあるのはわかります。でもどうせたくさん歩くなら、TBSラジオクラウドで「デイキャッチ」あたりを聞きながらとかのほうが有意義なのではないかと思ってしまうのです。
たぶん、時間の使い方が下手なだけです。典型的な「仕事できないヤツ」です…
「後悔する日」がこわい
そういえば、GPSを活用したゲームと言えばやはり「Ingress」ですよね。
私もちょっぴりやっていました。1か月くらいはがんばったかな?なんだかんだで結構楽しんで、近所を散歩しまくっていたのですが、やっぱりだんだん虚しくなってしまってサクッとアプリ削除してしまったのでした。
辞めると余計に「無駄な時間を過ごしてしまったな」感が湧いてくるんですよね…。
果たして私はポケモンGOをやるのかやらないのか。やりはじめたらしばらくドハマりしてしまうに違いない。ともに四天王を倒した仲であるギャラドス、ゲンガーあたりに遭遇したら超興奮するに違いない。でもきっと、いつの日かハッと我に返って、また「無駄な時間を過ごしてしまった…」って落ち込むんだ。うう、その日を想うと切なくて始められない。
私の大好きなラジオ「デイキャッチ」もまた、22日のオープニングトークは強啓さんの「ポケモンGO」実況だったことを書き添えておきます。強啓さんもポケモントレーナーになったんだから、やっぱり私も始めようかな…