2021年6月21日~22日はAmazonのプライムデー。
年間4,900円の会費を払ってプライム会員になると、こんな特典が受けられます。
- 対象商品は無料で翌日配送可
- Amazon Prime Videoが見放題
→ 愛用レポ - Amazon Prime Reading対象書籍を読み放題
→ 愛用レポ - Amazon Music対象楽曲を聴き放題
→ 愛用レポ - 容量無制限のフォトストレージAmazon Photosを使用可能
我が家は夫婦それぞれでプライム会員になっているほど愛用しています。
今回ご紹介したいのは、プライム会員であれば3ヶ月ものあいだ無料で使えてしまう「聴く読書」サービス、「Audible(オーディブル)」です。
\さっそく「聴く読書」体験!/
Audible(オーディブル)とは? サービス概要
Amazonの「聴く読書」サービスであるオーディブルは、本来であれば月額1,500円。聴き放題ではありません。
競合最大手と思われる「audiobook.jp」には月額750円の聴き放題プランがあることを考えると高額に思えるかも?
利用目的によって1,500円の価値が変わってくるので、この点は後述させてください!
Audible(オーディブル)の入会特典
オーディブル会員になると下記の3つの特典が受けられます。「権利」という表現のほうがしっくり来るような。
- 毎月1冊、全タイトルのなかから好きなものを聴ける(2冊目以降は有料)
- オーディブル側がピックアップした「今月の1冊」を無料で聴ける
- ポッドキャストは聴き放題
会費1,500円に対し、私が気になったオーディブル書籍の価格は2,000円前後であることがほとんどでした。
たとえば……
『三体』のオーディブル版は定価4,000円。
オーディブル会員は2,800円です(オーディブル会員にならずに単品購入する例は少ないのではないかと思います)。
上記の書籍はオーディブル限定配信作品なので比べられませんが、前述のaudiobook.jpで販売されているものは1冊700円~1800円くらいなので、オーディブルの単価はかなり高い印象です。
「会員価格1,500円」をお得だと感じさせるためでしょうかね。
なんにせよ、こうしたオーディブル限定配信作品を会費のみで1冊聴けるのはありがたいことです。
聴き放題のポッドキャストは、まだ「吉本芸人生存確認テレフォン」しか聴けていませんが、いろいろと気になるものがラインナップされていました。
吉本興業とのコラボ番組と、ビジネス系コンテンツが多い印象です。
いずれも音源をアプリにダウンロードできるので、オフライン再生ができます。
再生スピードも0.5倍~3.5倍まで、0.1倍刻みでコントロール可能です。
気に入ったところをキープしておくブックマーク機能や、寝落ちに備えてのスリープ機能などもあります。
ご自宅にAlexaがあれば、読み上げさせることもできますよ。
Audible(オーディブル)は高いけれど、こんな人におすすめできる
他社サービスと比較すると「高い!」というイメージを抱きやすいオーディブルですが、過去に「audiobook.jp」の読み放題プランを契約していた者としては、
「聴く読書を楽しむならオーディブル!」
という意見に落ち着いています。
Audibleは「小説を読みたい」人におすすめ
全体的にビジネス書、自己啓発本が多い「聴く読書」業界。
「audiobook.jp」は特にその傾向が強いように感じます。
一方のオーディブルは、(収録数を具体的に比較したわけではないので「感覚」の域を出ず申し訳ないのですが)小説の数が多いように思うのです。
文豪たちが残した古典文学(芥川龍之介、夏目漱石、太宰治など)はaudiobook.jpの読み放題プランでも聴けましたが、今をときめくタイトルはオーディブルのほうが圧倒的に多い気がします。
ビジネス書を「聴く」のもよいのですが、著者様には申し訳ないながらも、「気になるところだけ流し読みするだけでもなにかが得られる」のがビジネス書のいいところだと、個人的には思っています。
せっかく「聴く」なら小説がいいなあということで、私にとってはオーディブルのほうが魅力的でした!
「活字を読むのは苦手だけどSF小説のストーリーが気になる!」方は特におすすめ
私がオーディブルを使い始めたきっかけは『三体』です。
現在の中華SFブームを引っ張っている立役者とも言える本作、内容はとても気になるのですが、本が……本が……
すんごく分厚くて、文字が小さくて、2巻3巻に至ってはそれぞれ上下巻仕様
という、活字苦手マン泣かせの外観なのです。
とても読める気がしない!
SF小説を読み慣れている人ならまだしも、それほど読んだことがないので、文中に登場する独特な言葉や概念、それらの説明文を読んで理解する自信もありません。
なにがきっかけだったかは忘れましたが、そんな『三体』がオーディブルで配信されていることを知りました。
紙の本だって、買ったら定価2,000円です。
1,500円で聴けるならめちゃめちゃ得じゃないか! ということで使い始めたのでした。
これが大成功で、再生時間は1巻だけで17時間30分という超大作ながら、スキマ時間に一気に聴き入ってしまいました。
まず、プロのナレーターさんが読んでくれるので、キャラクターがたくさん出てきても混同しにくい!
登場人物は当然ながら中国人で、聞き慣れない響きの名前ばかりなのですが、声色が異なるので登場人物像がイメージしやすいのです。
キャラ萌えもしやすい。シー・チアンかっこいいよ……!
こうしてナレーターさんがわかりやすく読んでくれても、途中でよくわからない描写に遭遇することはたくさんありました。
でもそこで「立ち止まれない」のが、聴く読書のすばらしいところです。
読書に不慣れということもあり、読んでいてわからないところがでてくると、どうしても先に進めなくなってしまいます。
ところがオーディブルは、こちらの意思をは関係なしにナレーターさんがどんどん読み進めてしまう。
少し巻き戻して聴き直すことはありますが、移動しながら聴いているとそうもいかず、そのまま聴き流してしまうことがほとんど。
でも不思議なことに、それほど困らないんです。
『三体』では、物語の要でもある「三体世界」の描写がよくわからずけっこう聴き流してしまいましたが、1冊を楽しく聴き終えることができました。
「強制的に先に読み進めさせられる環境」って、なかなかいいものですよ。
(三体は書籍版も購入して「聴き流してしまった部分」を拾い読みして補いました)
SF小説だと、『三体』シリーズのほか、フィリップ・K・ディック、伊藤計劃の作品などがラインナップされています。
これらが聴けるだけでも、オーディブルに入会する価値はあると思う!!
\さっそくSF小説を聴いてみる!/
現在は『高い城の男』を聴いてます!
プライム・ビデオでドラマ版も配信中
今月聴いているのは、フィリップ・K・ディックの『高い城の男』です。
実はAmazonがドラマ版を制作していて、プライム・ビデオで独占配信されている作品でもあります。
▼ドラマはこちら:高い城の男 シーズン1| Prime Video
夫が本作を夜な夜な鑑賞していて、横目で追いかける限り、けっこうなバイオレンス作品でした。
人がどんどん死んでいく……拷問シーンもちょいちょい……。
ビビりつつも聞いてみれば、「第二次世界大戦でドイツと日本が勝って、アメリカが負けた世界線」の話だというので、気になってしまい。
シーズン4まであるというドラマを観る元気がなく、まずは原作を、と思って検索したらオーディブルにたどり着いた次第です。
なんというか……「人そんなに死なないじゃないか!」という感想でした。
ショッキングなエピソードをつないでジェットコースターのように仕上げているドラマ版とはずいぶん異なるのです。
原作は、4人の主要人物と、「第二次世界大戦でアメリカが勝つ世界線」を描いた作中小説『イナゴ身重く横たわる』を軸に、静かに、ときに激しく、ストーリーが展開していきます。
じっくりと「真実と虚像」を考えさせてくれるものでした。
登場人物たちかやたらと占い(易経)好きなので、その描写に入ると、けっこうだらけます(笑)。
強制進行してくれるオーディブルにまたしても助けられました。
本作のドラマ版と原作を比べられるのも、Amazonプライム会員の醍醐味のひとつかもしれませんので、ぜひ!
\プライム会員なら3ヶ月無料!/