言いたいことやまやまです

有名人になりたかったけれどなれなかった30代半ばの凡人女による愉快な生存報告

やままあき

Author:やまま (id:yamama48)

1985年生まれのインディーズエッセイスト(子なし専業主婦)。
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洋食店「大吉」は池波正太郎も愛した浅草橋の名店!

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浅草橋駅から歩いて5分ほど。大通りから少し脇に逸れた地下にある洋食屋「大吉」さん。

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かの池波正太郎も愛したお店だという。著書の中に「洋食大吉」というタイトルのエッセイも記されていた。

 

地下に広がるのは「食堂」感を兼ね備えた昔懐かしい空間。

店頭ディスプレイのギンガムチェックマット&造花が醸し出す雰囲気からお察しください。

広めの厨房には数名の「コックさん」が立たれており、それを臨むカウンター席が数席。

ほかはすべて食堂風テーブル席かと思いきや、奥の方になぜか小上がりの「和室」がある。

畳で正座しながらいただく洋食。運ばれてくるノスタルジー。

土日ともに営業というのがありがたく、日曜の夜、ふらりと訪れてみたら満員だった。

近隣に住まわれているご家族が多いようで、小さいお子さん連れの方もいらっしゃれば、ご年配のご両親とともにという方も。

地元で愛され続けている洋食店の姿であった。きっと彼らの家では「今日大吉にする?」といった具合で、店名をまるで料理名のように呼んでいるのだ。 

下町の洋食たち

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下町のお父さん方のために、お酒もいろいろ。

生はサッポロ黒ラベル(中ジョッキ480円)、エビス、エビスプレミアムブラック、エビスハーフ&ハーフの用意があり、瓶だとハートランドも揃う。アサヒではないんだな。

ハイボールは角のみで、400円。いずれも大変かわいらしいコースターとともに提供された。

テーブルにはバスケットに入ったカトラリー一式(ナイフ・フォーク・箸)、各種ソース類が備え付けられていた。箸は大事。

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まずはおつまみ、牛すじ煮こみ(580円)

洋食屋さんだけど牛すじ煮込み。これをあえてフォークでいただいたら、ハイカラな感じだったのかしらん。割り箸で食べたけど。

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食材にこだわり。煮込みももちろんおいしかった。

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看板メニューの1つだと思われるロースカツ(900円)

メニューには「昔風ロースカツ(980円)」なるものも存在するのだが、後者はデミグラスソースがかかったものだそう。

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初訪問だもの、まずは基本のロースカツでしょう。

しっかり揚がったカリサクタイプ。塩をかけて食べるのが好きです。

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ぷりぷりのレバー下町風ステーキ(580円)。

その擬音語から分厚めのものを想像していたけれど、

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薄め。レバーフライも頼みたくなる。

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とりわけ感動したのは、「本日のおすすめ」メニューにあった岩中豚チャーシューエッグ(980円)

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とろとろのチャーシュー。脂がじわり、パンチ力抜群。

肉からにじみ出る油とキャベツの千切りのコラボレーションが最高。

そこに目玉焼きだもんなあ。白いご飯の上に乗せて丼ぶり化したい。

ところで「岩中豚」、見かけることはあっても「いい豚なんだろうな」くらいの認識しかなかった。

これを機に調べてみれば「いわちゅうぶた」なのですね。「いわなかぶた」だと思っていた。

東京食肉市場銘柄豚協会が指定しているブランド豚だそうで、岩手中央畜産株式会社が
昭和39年の設立以来、県内養豚農家の出荷協力を得て東京食肉市場に出荷しているのだという。

そのおいしさと信頼からの、「岩手中央畜産豚」⇒「岩中(いわちゅう)豚」というわけか。

※参考:SPF豚って? — 有限会社ケイアイファウム 

必殺奥義「汁浸し」(ダイジェスト版)

下町の洋食屋さん「大吉」、どれもこれもほっとする味だった。それにしても汁の数々がおいしすぎて、

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ロースカツに添えられていたキャベツ×レバーステーキの汁 というコラボレーションを堪能するだけでは飽き足らず、ついにライスを発注。

発注のタイミングで、汁だけが皿に残されたレバーステーキ跡地(空き皿)を店員さんが下げてくれようとしたので危なかった。死守した。

ひときれでもいいからレバーステーキを残しておけばよかったのだが、やはり、おいしいものはぺろりと食べてしまうではありませんか。

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無事、念願叶ったの図。平皿に乗ったライスはフォークで食べたい派。 

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さらに言えば、平皿に乗ったライスには塩をかけて食べたい欲もある。ピンク色の岩塩をゴリゴリゴリ。

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わかりますか、ピンク色のきらめき。

以上、大満足の日曜の食卓でした。ファミリーが多いからか、長居せず、ごはんを食べて少しゆっくりしたら帰るというお客さんがほとんどで、回転も良さそうだった。

池波正太郎に出迎えられたかと思えば、お見送りは…

 お会計を済ませようとレジに向かった私を迎えてくれたのは

 

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さながらサンライズのようなまばゆい笑顔のスタン・ハンセンでありました。 

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