言いたいことやまやまです

2022年2月に出産した1985年生まれの主婦です。資料作成が好き。

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大庄水産 下北沢北口店は100席以上!観劇後の「ちょっと1杯」に

※記事公開日:2017年4月26日
※掲載しているメニューは2017年4月当時のものです。予めご了承ください

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ゴルゴ松本の「出張ゴルゴ塾!命の授業in下北沢」を受講するべく、母と下北沢の本多劇場へ。母娘で心の炎を燃やしてきた。今日はその後のごはんの話。

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19時ごろ終了とのことだったが、劇でもお笑いライブでも音楽イベントでも、催し物が定刻に終わることは、ほぼない。観劇後の興奮を肴に「チョイと一杯」は格別なのだが、その時間が楽しみすぎてお店を予約してしまうと「アンコール、憎し」という事態にもなりかねない。喜ばなきゃいけないのに素直に喜べない自分が嫌になって、もう最悪。約束の時間になってもお店には行けない、ましてや会場を抜けて「遅れます」の電話を入れることもできない、さあどうする。一度失敗したことがあり、あのハラハラと罪悪感に心の臓を鷲掴みにされる感覚は二度と御免だと思っている。予約せずフラッとどこかに入るのが一番なんだけれど、お店が見つからず流浪の民になることもあるんだよなァ……もう、そればっかりは仕方がないですね。

大庄水産があれば大丈夫

下北沢北口にある、庄やグループが運営する海鮮居酒屋チェーン「大庄水産」

本多劇場帰りの方は、ひとまずこちらを「観劇後の一杯」のお店候補にどうぞ!2階建てという広さもあって、入れないことはなさそう。テーブルの広さもうれしいし、トイレもきれいで、観劇中に戦っていた膀胱を労わることもできる。

生中は480円(一番搾り)。瓶ビールもあり、ハイボールもウイスキーの濃さが3段階に分かれていて価格差がついているのがありがたい。

お通しは網焼きで

「海産物を目の前の網で焼いて食らう」タイプのお店で、この日のお通しはアジの干物だった。

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ところで皆さん、焼肉お好きですか。

私は、きらいじゃないけど、苦手です。

食い意地が張っているのと、たぶん人間ではない何かが血に混ざっているようで、目の前にあるものは瞬時に食べてしまうという習性があり…焼けるまで待てない。焼くのが面倒くさい。

こんな私に誰がした、と顔をあげれば目の前には母がいた。母は焼肉もアジもしっかり網の上で育てられる女(ひと)だ。ふりがなを福岡名産「博多の女(ひと)」に倣ってみました(でも母は博多出身ではない)。

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私もがんばって待ってみたけれど、それでも、この写真のアジの焼け具合がいろいろ物語っている。もちろん、白い方が私のアジ。待てなくてこのあとすぐ食べましたとも。

せっかく目の前に網があるので、焼き物シリーズということでにぎす焼き(5尾で380円)をオーダー。

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アジが光りすぎ。

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本当はこんな感じだそうです。キスに似ているからニギスと言うらしい。分類は全く別物。白身でプリッとした感じで、この低価格にしてししゃもよりも「魚を食べている感」があるのはお得な心地。

※参考:ニギス | 魚類 | 市場魚貝類図鑑

網焼きメニューの種類は思いがけず多く、決められない母がお店の方におすすめを尋ねると、かに味噌甲羅焼き(480円)を提案された(上の写真にも写っています。にぎす焼きの隣)。

提供された甲羅の中には、ホワイトソース風のソースがたっぷり。写真と、ちょっとちがう。母はがっかりしていた。

「かに味噌というよりグラタンね」

がっかりが口の端に上ってきていた。されど480円、そんなもんだろう。何を期待していたのか。

……という前段がありつつも、いざ焼いてみたらすんごいうまい。カニの身もたっぷりだし、ソースの中にしっかり味噌も入っている。グジャグジャッと混ぜて口に運べば、カニの食感と、ソースと味噌からなる異なる種類のクリーミーさが渾然一体となっているではないか。写真を撮る余裕もないほど、食べるのに夢中になった。ごはんに乗せて食べたかった。480円、すばらしいコストパフォーマンス!みんな大好き、コスパ!

お、値段以上

コスパといえば、カジキの角煮 煮玉子付(480円)にも大満足だった。

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このメニュー写真を見てオーダーしたものの、実際に目の前に現れたのは、こちら。

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玉子がまるごと1個!ネギが多い!うれしい!

玉子の黄身はコツコツ型で、煮汁で水分を補って食べるとおいしい。カジキもおいしかったけど、ネギの「いい仕事」っぷりがすごい。こういうところでネギは確実に爪痕を残していく。ネギすげえなあ。私はネギになりたい。

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それから、帆立と桜海老のかき揚げ(580円)もおいしかった!メニューから想像する「見た目予想」に対し、

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提供されたのはこちら。

「帆立×かき揚げ+海老×かき揚げ」という構成の一皿を想定していたものの、皿の上では「(帆立+海老)×かき揚げ」という方程式が成り立っていた。予想以上のボリュームだったので無問題。

サクサクで玉ねぎの甘さがたまらない。はっ、またネギ一族の仕業じゃないか。ネギども、華麗なる一族とは貴様らのことだったか!!天ぷらの名店とは異なるB級感が漂う”衣”もよかった。おやつ感覚を帯びたかき揚げ、最高のつまみだ。

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水産市場のサラダ(980円)も、なかなかのボリューム。

オーダーするときに「しじょう」「いちば」で悩んで「水産いちば?のサラダ?をひとつ」というアップダウン激しい音程で発音したのは秘密です。「しじょう」はマーケットのことだもんね…違うよね…私ったらお馬鹿さん!

サラダは初期設定だと和風ドレッシングが和えられることになっているので、ここは「別添え」を明確に希望。こうすれば手元の取り皿はハイブリッド仕様。海鮮だけお醤油でいただいて刺身気分を味わうもよし、ドレッシングをかけて「海鮮サラダ」化するもよし。こうした小さなことに気持ちよく対応してくださるのは本当にありがたいことです。

お、値段相応…?

お店には得意・不得意もあるでしょう。コスパとネギの仕事ぶりに感服しきっていたタイミングでの長ねぎのペペロンチーノ(400円)は少々寂しさを感じる内容だった。

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ただしこの写真を撮る前に1本食べてしまったのでその点はご承知おきを…。お皿が大きかったから少なく見えたのかも。味は申し分ない。おいしい。ネギは裏切らない。だからこそもっと欲しくなる、そんな欲張りなこちらの心が貧しいだけなのやもしれぬ。ネギに試された気がした。

ちなみにメニュー写真はこう。

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長ネギ以上に、隣の「あの時のエノキ バター」が気になってしまうのが悔しい。どうしてここだけヤンチャした?

ジャンボ特製ギョーザ(550円)も独特な一品だった。そもそも海鮮居酒屋でなぜ餃子をオーダーしたかって、「このお店にしては高くないか?実態やいかに」という好奇心に負けたからだ。その答えがこちら。

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鉄鍋的なものに盛られているにもかかわらず、一切のカリッと感を期待させないプルルンフォルム。水餃子と見まがうほどの水分だ。口の中に入れれば、ほろほろと口の中でくずれていく肉。溢れる肉汁。

「そうか、これはギョーザじゃない、ギョーザ型小籠包だったんだ!」

お肉の味つけは、おいしかったです。

本多劇場帰りの興奮を肴に、大庄水産で飲んでみては

なんだかんだでおいしくお安く楽しく過ごせた大庄水産。駅から近くて広いので、覚えておくと便利そうです。

  • 店名:海鮮居酒屋 大庄水産 下北沢北口店
  • 住所: 東京都世田谷区北沢2-24-13ヤングしもきたビル
  • 営業時間: 11:00~23:30 (料理L.O. 22:30 ドリンクL.O. 23:00)
  • 総座席数:125席

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