衣替えとともに秋の到来を告げるもののひとつが、マクドナルドの「月見バーガー」。
今年は「北海道チーズ月見」と「チキン月見北海道チーズ」の北海道兄弟が加わったトリオ編成である。
複雑怪奇な名前の北海道兄弟、その違いは「間に挟まっているお肉がビーフなのかチキンなのか」。
ちなみに、「通常月見」と「北海道兄弟」の差はチーズの有無である。
(このネーミング、いったい誰がどういう理由で決定したのか・・・)
名前に難はあれど、久々の「これぞマック」というメニューでうれしかったので感想を述べたい。
こんな感じでした(食べかけ写真あり)
左:北海道チーズ月見(ビーフの方)
右:チキン月見北海道チーズ(チキンの方)
※いずれも370円
基本構成は同じである。
1番上にスモークベーコンが乗っていて、その下に「月見」のアイデンティティともいえる「卵」。
その下に今回の特徴「北海道チーズ」がとろけており、それらを肉(ビーフorチキン)が支える。
バンズと具をつなぐのはオーロラソースだった。
こういうマクドナルドを求めていた!
チーズが入っているのはおいしいのだが、これだけで「北海道」を感じるのはなかなか難しい。
チーズ氏にしてみれば、「北海道」感の醸成の全責任を負わされているわけで、その重責たるや、気の毒にもなる。
「チキン月見北海道チーズ」のチキンはお肉にコショウが効いていて、全体的にまろやかな「月見」との相性がよいと思った。
それにしても、卵の分厚さと、黄身がコツコツで飲み込みにくいところが、実にたまらない。
マクドナルド側は「満月に見立てたぷるぷるたまご」と表現しているが、ぷるぷる食感は皆無である。
でも、これこそが「月見」!
逆に、ぷるぷる「マックじゃない」感にがっかりしてしまいそうだ。
「おいしい」「まずい」という次元を超え、「マックの味」を求めていたんだなあと実感しながら満足とともに完食を果たした。
「月見」を以て、今年も食欲の秋がやってくる喜びを感じた次第である。
しかし・・・、
- 月見バーガー(320円): 441kcal、炭水化物量32.3g
- 北海道チーズ月見: 492kcal、炭水化物量32.8g
- チキン月見北海道チーズ:610kcal、炭水化物量42.9g
チキンの揚げ衣が含まれる分、カロリーも炭水化物量も「チキン月見北海道チーズ(やっと何も見ずに書けた)」が圧倒的。
全然お腹がいっぱいにならないのに・・・恐ろしい、恐ろしいぞマクドナルド!
その背徳感が気に入っていたりするのだが、とにかく、食べ過ぎには注意したい限りである。
よい秋を!
※気になっている本