子どもの7か月健診でした。いたって健康、ものの30分程度で終了。
離乳食が2回に増えてからというもの、どうにも便秘しがちだと相談したら酸化マグネシウムを処方してもらいました。親子で同じ薬を飲むことになろうとは。
赤子の便秘に悩んで情報を探すと、おそらくは
- お腹に「の」の字を書くようにマッサージ
- 寝転ばせた状態で足 & お尻を上げる体操
- 綿棒浣腸
- ありがとうオリゴ糖
のどれかに辿り着きます。オリゴ糖はレアキャラかもしれません。ビフィズス菌が増えて腸の蠕動運動が活性化されるそうです。
それにしたって1と2は「便秘になってからの解決策」としては気休めでしかありません。悩み始めるまえに、悩まなくてすむように日課的にやるものです。
私自身も便秘に悩んで「セルフ『の』の字マッサージ」を施したことがありますが、効果を感じた試しがありません! 便秘持ちのあなたなら、気持ち、わかってくださるでしょう!?
本当に身体がガチガチに凝ってからヨガをやったって、身体に大革命が起こるわけがないのと同じなのよ!
超超超悩んでいるときに「入浴剤を入れたお風呂にゆっくり浸かってリラックス★」なんていうアドバイスが微塵も役立たないのと同じなのよ!! アロマもな!! でもバブは大好きだよ!!!
とにもかくにも、便秘になってしまってからでは、それなりの刺激は必要ということです。
そこで行うことになるのが「綿棒浣腸」。綿棒にワセリンやらオイルやらを塗って、赤ん坊のおしりの穴にブスッと刺す & 回すテクニックです。
初めてのときはそりゃもう心配でビクビクして、
「この綿棒をひとたび突き刺すと、抜くと同時に溜まったウンチちゃんが噴射されるのではないか……」
と想像してしまいました。
綿棒浣腸、緊張しすぎて「儀式」の様相を呈しておりました。
Amazonのダンボールに大量に詰め込まれた藁半紙(緩衝材)は「聖域」、否「赤ん坊のおしりの下に敷くシート」として大活躍したものです。結果的に、噴射されることなど一度もなかったのですが。
それにしてもあの藁半紙、いつどこで役に立つかわからないので保存しておくのをおすすめします。足の爪を切るときとか、私の生活に無くてはならないものです!
さてそんなウブな時代もありましたが、いまとなっては私も綿棒浣腸テクニシャンなのよという話です。ワセリンの加減! 手首のスナップ! 予備の綿棒を口に加えちゃったりしてね。岩鬼かよ! ドカベン読んだことないけどな!
引き抜いた綿棒の先っちょを見て「あーこれはまだまだだわ」などとクールに判定できるようにもなりました。
しかしそのテクニック、もう無縁になってしまうかもしれません。
離乳食が進んだことで、便秘解決策に「酸化マグネシウム」が新たに加わったためです。今回処方されました。
医師からは「水分に溶けにくいので、離乳食に混ぜて与えるといいですよ。味もそんなに変わりません」とのアドバイス。
それならばと、本日さっそく、ほうれん草とじゃがいもを混ぜた一品に「~酸化マグネシウムを添えて~」という副題を付け、服用させることにしました。
とはいえ顆粒を食品に混ぜて食べさせるのは、子どもに対してなんだか申し訳なくも感じたり。
味は変わらないって言ってたけれど、よく思い返せば「ほぼ」変わらないって言ってたもんな……それって「変わる」っていう意味だよな……まずいもの、食べたくないだろうにな……ごめんな……。
そんな私の罪悪感をよそに、子どもは「ほうれん草とじゃがいものマッシュ ~酸化マグネシウムを添えて~」をぺろりと平らげたのでした。
よかったよかった。明日は快便かな。