言いたいことやまやまです

2022年2月に出産した1985年生まれの主婦です。資料作成が好き。

育児日誌ブログ「母になっても言いたいことやまやまです」を毎週月曜日に更新中!

自己肯定感はあきらめた

この夏は大変に目まぐるしく過ごしていました。

九州地方の義実家への帰省や、関東地方とはいえ自分の実家への帰省。

子どもをベビースイミングに通わせたり(赤ん坊はもちろん泳げないので、半ば自分のスイミング教室だった気がする)、FP2級試験にチャレンジしてみたり。

(試験はたぶん落ちたのでさっそく過去問の本をメルカリで買いました。たぶん受かって不要になった人のものですからね、縁起がいいったらないね!)

 

バタバタ過ごすなかで「こういうことをもっと考えてみたいなあ」というテーマを思いつきました。「諦め」「開き直り」……「自己肯定感不要説」!

 

わたくし、いわゆる「自己否定」の連続の日々を過ごしております。

子育てだけで精一杯になって、毎日ヒイヒイ言いながら暮らしています。

専業主婦状態の自分とワーママのみなさんを比較して情けなくなり、メソメソとイライラとセカセカが止まりません。

図書館で絵本を借りるつもりが「お母さんのためのアンガーマネジメント」的な書籍に手を伸ばすくらいには、常に悩んでいます。

 

FP試験の勉強そっちのけで、このアンガーマネジメント本を読んだのです(結局借りた)。

そこには「5秒カウントしてみましょう」とか、「自分のいまの怒りを数値化してみましょう」とか、まあどこかで聞いたようなことが並んでいました。

 

「そんなテクニック知っとるわ! やったことあるわ! うまくいかんかったわ!」

 

アンガーマネジメント本にアンガーをぶつける結果となりました。

 

しかしこの「ひねくれアンガー」がきっかけで、自分のなかに溜まっていたものがいろいろ弾けたのです。

 

自己肯定感が身につかない人間だっているんだい!

多様性の時代なんだろ? 自己肯定感がない人間だっていていいじゃあないか!

自己肯定感がない=残念な大人、みたいな見方やめろよな!

自己肯定感のある自分なんて想像できぬわい!

自己肯定感に満ち溢れた自分なんて、むしろ気持ち悪いわい!

自己肯定感は、あきらめた!!!

 

……うじうじと悩みやすい性格の私。

相談できる他人といえばカウンセラーさんくらいですが、頻繁に相談できるほど、懐具合にゆとりはありません。

そうなると悩みをWeb検索したり、自己啓発本に触れたりして「悩みを解決した気分」を求めることになります。今回のアンガーマネジメント本もそうです。そうなるはずだったんです。

 

そんな日々を何年も何年も何年も重ねて、御年37。

 

「人は生まれながらにして価値がある」

「できたことを記録して可視化してみましょう」

「”私はすごい人”と毎日100回言ってみましょう」

「認知の歪みを書き出してみましょう」

 

ほかにもいろいろあります。

提唱されているワークにチャレンジするも、途中で白けてしまって、効果が出るまで続けられない始末。そして自己否定が増してしまうって……なんだこりゃ?

 

そんな経験から、自己啓発、ことに「自己肯定感」なるテーマに対して、モヤッとした気持ちを抱えていたようなのです。

 

すぐに落ち込んでしまう性格、ネガティブに受け止めてしまう認知の歪み、「こうするべき」に囚われがちで、「自分に価値はない」と卑下する癖……などなど、どれもこれも、

「治さなきゃ」

「治せない自分は努力が足りない」

と思っていました。

 

近年、まるで万能薬のようにもてはやされている「自己肯定感」という言葉。これが身につかないほうが悪いんだといわんばかりのムード。

「自己肯定感」を身につければ生きやすくなると信じていましたが、何年にもわたってそれなりに努力をしても変わらなかった私がここにいます。

 

アンガーマネジメント本への苛立ちをきっかけに、ぷつんとなにかが弾けました。

負の要素にまみれた自分を受け入れてしまったほうが、生きやすくなるんじゃない?

自己肯定感がなくても、快適に生きる方法があるんじゃない?

少なくとも、「ああ、私には自己肯定感がない」と憂鬱になる時間はなくなるよね?

 

進研ゼミの宣伝マンガじゃないんだから、ちょっとやそっとの自己肯定感ワークでキラキラに変身できるわけないのよ。

自己否定上等です。そういう切り口の「生きやすさ」を考えてみたいなあと思いました。身をもって確かめたくなりました。おおこれは覚えておきたい、と思う出来事に遭遇したらブログにメモしていきたいと思います。

自己肯定感なんてなくても大丈夫だと訴えていけたら!