腹持ちがよく、食物繊維たっぷり、ダイエットフードとしても人気の高い「おから」。
それを長期保存可能な粉末状にした「おからパウダー」の活用が、ゆるいマイブームである。
過去に2回、おからパウダーに関する記事を書いたが、本日は第3弾。
前回の「おか楽レシピ(1)」では、所要時間10分足らず、おからパウダーと薄力粉と砂糖だけを用いて、蒸しパンのようなものをつくった。
※本当は手で丸めるべきなのだが、爪の間にこういう生地が入ると気持ち悪いので、スプーンのみで対応(不恰好の言い訳)
大変気に入ったのだが、生地を丸めることも面倒くさくなった。
混ぜるだけで、それでいて満腹感、食べた感のあるものはできないのか。
■混ぜるだけのおからレシピを発見
あるじゃないか!
またしてもクックパッドで発見。
最後に頼るべきは料理研究家ではなく、身近な一般人である。
おからと片栗粉と水を混ぜてチンするだけ、あとは好みできな粉などを振りかければよいらしい。
まさに、私が望んでいた内容。
早速実践だ。
1)おからパウダーで「生おから」をつくる
一般的な「おから」100gをパウダーでつくるには、おからパウダー20~25gと、だいたい4倍量くらいの水を混ぜればよい。
最近は測るのが面倒臭くなってきたので、水の量は適当である。
下記の写真のような見た目になればよし、ということにしている。
分量もほどよく、レシピで提案されている100gに近くなったのでラッキー。
2)片栗粉と混ぜる
片栗粉大さじ3を入れる。
もちもちフードが大好きなので、やや多め(1さじで11g)に入れてしまったが、本来であれば片栗粉大さじ1というのは9gを指す。ご参考までに。
3)水を入れて混ぜる
レシピ通りだと180ccということなので、ここは素直に従う。
ものすごく、水である。
本当に「すくって食べる餅」になるんだろうか。
「最後に頼れるのは一般人レシピ」なんて言っておきながら、こういう事態が起こると「やっぱり一般人レシピだからなァ・・・」なんて疑いをかけ始めるのだから、人間というのは薄情なものである。
4)レンジでチン
さあ、温めよう。
前回はレンジの出力設定を誤り、熱しすぎて蒸しパンがカピカピになってしまったので、最も注意したいフェーズである。
デフォルトで「強」に設定されているマイレンジのダイヤルを「中」に切り替え、準備万端。
さあ来い!何分じゃゴルァ!
ラップをしてレンジで加熱。
温め時間はレンジ任せです。
・・・
ゴッ!
私は無言で、壁に拳を叩きつけた。
もういい、知らん!
とりあえず、「レンジ中」で2分半、熱することにした。
2分で留められないのは、「レンジ強」ヘビーユーザーならではの「レンジ中への不信感」故である。
チン。
なんだか、まだシャビシャビしている・・・
もう1分熱してみた。
レシピには
加熱が終わったらスプーンでこねるように練る。
とあるので、さすがに3分半も熱したところで許してやることにし、スプーンで練り始めることに。
なかなかの手ごたえ、混ぜごたえ。
その結果が
どーん。
混ぜれば混ぜるほどに、片栗粉成分とおから成分が分離していく。
※クックパッドのお手本
きな粉をかければ、どうにかなるだろう・・・
5)きな粉をつくる
このレシピのイケているところは、きな粉に砂糖と、塩を混ぜるという点だ。
適量ということなので、きな粉たっぷり、砂糖と塩をちょろちょろで、おなかにやさしい仕様を目指した。
せっかくなので、塩は貰い物の「いい塩」を使うことに。
久々の利用がうれしく多めに入れたところ、きな粉はすっかりしょっぱくなっていた。
仕方ないので砂糖を追加する。
あわせてきな粉も増やそうとしたが、満足いく味になる前に品切れとなってしまった。がっかりだ。
砂糖と塩がたっぷりのきな粉。
これをこのまま、あの出来損ないのおから餅に振りかけるのは、まずい。
6)つけそばが流行っているので、「つけ餅」で
致し方ないので、スプーンで餅をすくい、きな粉(という名の塩砂糖)にチョンチョンと軽くつけて食べる、「つけ餅」形式でいただくことにした。
なにしろ、餅の「片栗粉餅パート」と「おからパート」の乖離がひどい。
味は申し分ないのだが、前者は予想以上にモチモチすぎるし、後者は一般的なおからよりも水っぽい。
食感、落第点。
餅を堪能したいので、おからパートだけ先に片づけると、
何も言うまい。否、何も言えない。
引き続き、片栗粉の塊を、塩砂糖にチビチビつけながら平らげたのだった。
■ちゃんと作れればおすすめ
確かに、水をごくごく飲むと満腹感が広がる。
・おから:100gで110キロカロリーくらい
・片栗粉:大さじ3で100キロカロリーくらい
※いずれも出典はアプリの「痩せるカロリー辞典」
あとはあなたのきな粉次第。
なかなかヘルシーである。
きな粉にこだわらずとも、甘くして食べたいのならあんこなどもおすすめ。
味には満足しているので、レンジ出力設定と加熱時間を見直したうえで再挑戦したい。
きちんと作れば下記のような出来上がりとなる。
私の写真によって本レシピに疑いをかけることのなきよう、何卒よろしくお願い申し上げます。