こんばんは、メモの時間です。
私の「メモを残す場所」について書きます。
メモ場所一覧(2019年9月現在)
たすくま(行動ログアプリ)
とにかく、何かあったら書き残す場所
Evernote
日次レビュー+保管しておきたい情報のストック場所
Dynalist(アウトライナー)
やることリストアップ+付随するメモの場(ブログネタもココ)
Todoist
期日が判明したタスクの羅列場所
ロルバーンのB6リングノート
思いつき全般、スマホを出せないときのメモの場所
そしてScrapbox
上記のものに加えてScrapboxがあります。
「ブラウザ上のメモ帳」なのですが、特殊なのが「単語にリンクをつけられること」。
たとえば「Scrapbox」という言葉にリンクをつけていくと、そのリンクを押せば、「Scrapbox」という単語が含まれているノートがザーッと表示されるのです。
Scrapbox自体の詳細は、冒頭に画像を貼った書籍「Scrapbox情報整理術」や、著者の倉下忠憲さんがお書きになった記事 (Scrapboxを使い始める前に知ってもらいたい7つのこと|倉下忠憲|note) などをご覧ください。
前項のとおりいろいろな場所にメモを残しているのですが、Scrapboxは「心にとどめておきたいこと、なんでも置き場」ということにしています。
「おしゃれ着の正しい洗濯の仕方」といった「情報」ではなく、「心にとどめておきたいこと」を置いておく。ときにそれが「情報」である場合もあるのですが、情報か否かではなく「心が動くかどうか」で選別するのが特徴です。
WEB記事のスクラップ、カウンセリングでいただいたアドバイス、いつか使ってみたい言葉などが羅列されています。
Scrapboxのおもしろいところは、リンク機能のほかに、もう1つ (もっとあるよ!というご指摘はごもっともですが、今日のところはゆるしてください)。
「ランダム表示」機能です。
このボタンを押すと、これまでに書き溜めてきたノートの1ページが適当に表示されます。書き溜めたものの底の方で埋もれてしまい、見返すことがなく終わる……というのは「Evernoteあるある」ですね。Scrapboxは「ランダム表示」という形で掘り返してくれるのがおもしろい。
ちょっと気が滅入っていた日、なにげなくこのランダム表示ボタンを押したのです。
出てきたのは、ここ数年でもっともどん底状態にあった、2019年1月ごろのノートでした。
タイムカプセルに励まされて
そのとき勤務していた会社のレベルが高すぎて、とても追いつけなくて、注意を受けるたびに萎縮して、手が動かなくなるような日々でした。「甘えるな」と自分に発破をかけるような記事を書いたり、「やっぱりつらい、自分には価値がない」と弱音を吐く記事を書いたり、その繰り返しだったように思います。
そんな記事を見たミリオンさん(仮名)という方が寄せてくれたコメントを、コピペしていたのです。TwitterのDMでいただいたメッセージだったかもしれません。
頑張っても向いてない仕事はあるだろし、なるようになるし、なりたいようにならなきゃ変えればいいし笑。早く心置きなく笑えますように
タイのホテルのセキュリティBOXの記事好きです笑。もう一回もう一回
うまくいかないときは、辛かった時を思い出して、あれが乗り越えられたんだから大丈夫と自分を信じてあげると力が湧いてきますよ
ミリオンさんがおっしゃっている「タイのセキュリティBOXの記事」とは下記のものです。
ホテルのセキュリティBOXにパスポートも金も全部入れたのに、そのBOXのカギが開かなくなったのでした。ちなみに私は英語が本気でできません。スタッフの方を呼んだものの、話せなくて大変困った。Google翻訳がいかに役に立たないかの実録でもあります。
たしかに、私の大ピンチでありました。
よりによってこのエピソードを引っ張ってきてくださって、「これを乗り越えられたんだから」と励ましてくださる。まったくもって気持ちを言い表せないのですが、ものすごく、心があたたまりました。その気持ちを忘れまいと、Scrapboxに突っ込んでおいたのですね。
ランダム表示されたミリオンさんの励ましメッセージはふたたび私の心をあたためてくださったのでした。あのピンチを笑いに変えられたんだから、わりと大概のことは大丈夫だ。なにかあってもネタにしかならん!
「心にとどめておきたいこと置き場」としてのScrapbox
私はすぐ落ち込むほうなので、こういう「元気のタネ」をScrapboxに仕込んでいます。
励まされる出来事や記事ってちょくちょく遭遇すると思うのですが、意外とその保管場所に悩みませんか。
Evernoteに入れておいても、本当に落ち込んでいるときにそれを掘り返すパワーがあるとは思えません。
そういう、なんとも分類しがたい、でも大切なものをScrapboxに入れておくというのは、我ながらよい管理方法だと思っています。真似してくれていいのよ。
ランダム表示されたノートを見て、辛かったあの日々を思い出し、いまはとっても恵まれているのだから、少々しんどいことがあってもがんばろう、と思いました。