こんばんは
昨日、「肉めし 岡むら屋」というチェーン店を訪れたことを書きましたが、私が食べている間、テイクアウトの肉めしを買いに来たお客さんがいたことを思い出しました。
予め電話予約しておいたのかな、と思いきやそういうことではなく、「デラ肉めし」を頼んだ彼は店内で立ったまま待っていたのです(13時半ごろにもかかわらず大入り満員の店内!)。
「なぜ店内で食わんのか」
いろいろな事情があるでしょう。見たいテレビがあるとか、食べつつやりたい仕事があるとか、どうしても人がたくさんいるところは嫌いだとか。でもそれならUBER EATSやら出前でよいのではないだろうか、コンビニめしでいいのではないだろうか、と思ってしまいます。せっかくお店まで来たのだから、食べていったほうが効率がよいはずです。
これは肉めし岡むら屋のみならず、多くのチェーン店で思うことです。もちろん、購入対象がパーティーバーレルならばわかります。しかし自分ひとりのための肉めし(汁多め)です。
持って帰るにしたって平衡感覚が必要だし、食べる頃にはちょっと冷めているだろうし、汁を吸ってごはんがブヨブヨになっていそうだし(ああ、それが好きなのかもしれないな)、なにより、容器の処分が面倒臭い。
お店で食べればアツアツできたてがいただける上に、食器を洗ってもらえて、麦茶は飲み放題、紅生姜もあるし唐辛子だってある。テーブルを汚してしまっても、掃除をしておいてくれます。
テイクアウトをすると安くなるなどの理由があればわかりますが、よほどの理由がないかぎり、テイクアウトにメリットが感じられません。
最大の謎は蕎麦の持ち帰りです。昔、職場の近くに小諸そばがありましたが、テイクアウトで温そばを頼む人の気持ちはわからずじまいでした。フタで蒸気を閉じ込めたことによってできあがる、ふやけたB級グルメ感が好きなのかな……。いえ、平衡感覚を鍛えていたのかもしれません。スプーンに玉子を乗せて走る競技が控えていたのかもしれない。
そんなことを言いつつも、マクドナルドのフライドポテトは自宅のオーブントースターでカリカリになるまで焼くと美味、マックシェイクは自宅の冷凍庫に入れて完全にアイスクリーム化させていただくのが好きです。テイクアウトの魅力はそういうところにあるのでしょうか。