こんばんは、無職の時間です。
倉園佳三さんの「グッドバイブス」を読み返しています。
同書のなかで、仕事とは「誰かの役に立つこと」だとされています。
お母さん業も、親御さんの介護業も、全部「仕事」なのです。
無職になってからあっという間に約3週間です。1ヶ月は早いなあと思いつつ、仕事を探さなければという焦燥感、稼いでいないぶん自炊をしなければという妙な張り切り、そんなものが自分のなかでうずまいています。
その一方で副業として務めていたライター仕事をたまに進めています。なんだかんだで納期に追われ、気がせかせかする今日このごろです。
無職の私にも声をかけてくださるなんてありがたいことです。本当に「仕事を探さねば」と焦っているのであれば、このライター業をしゃかりきに頑張り、実績をつんだほうがいいのでしょう。でも、いまは敢えてなにもせず、強いて言うなれば読書等の「インプット」に注力してもよいのではないかなと思いつつあります。
罪悪感はさらにつのるでしょうし、社会から自分を切り離すことになるので、怖いことです。もちろんその間にも私は金食い虫で、貯金を切り崩してしまう。お金がなくなる不安もあります。
でも、そうして初めて「会社のいち歯車」としての立場以外でも「誰かの役に立っている」ことを実感できるのではないか。私がゴキゲンでいるだけで、家族や同居人が喜んでくれる……とか、そういうレベルの話です。稼いでいない上に、焦燥感でせかせかして周囲を不快にさせるようではいけません。
理想が高すぎる自分をぶっ壊すタイミングなのかもしれない、と思うのです。何者かになりたかった。独特なおもしろい文章が書ける人でありたかった。お会いしたこともない見知らぬ人に笑ってもらえる、コンテンツとして価値のある人でありたかった。だけどそういう形で「誰かの役に立つ」星のもとには生まれていないのだと自覚する。もしくは「身近な人たちを喜ばせられないようでは、そんなお役目は務まらない」ということかもしれません。
まだ離職票が来ないのでハローワークに行けない……