こんばんは、どうですかの時間です。
メ~テレの情報番組「ドデスカ!」のことではありません。
今日はあまりにも肩こりと頭痛がひどいので、10分1000円系のマッサージ店に駆け込んできました。一通りやってもらって、終わって、「どうですか」。
「うん、はい、あの、いい感じです。うん、軽くなった、うん」
二つ返事で「全回復しました!!!」と言えたらいいのですが、そういう感じでもない。かといって改善していないわけでもないし、なんと言えばいいかコメントが見つからず、こんなことになってしまいます。
帰り道、私はこの「どうですか」に弱いなあと思ったのでした。妙に気を遣ってしまいます。
一時期通っていた痩身エステも困りました。
「どうですか、ヒップ、なくなってますよ!右だけ施術したんですが、左右でほら、違うでしょう」
自分で自分のケツをぺちぺち叩き、「ああ、はあ、なるほど、違いますね、うん」と返事はしますがどこか虚しい。立ったら重力で元通りだろうて、と諦めてしまっているからです。エステは自力での再現が不可能ですし、たかだか1ヶ月に1度程度じゃ焼け石に水ですから、いまはもう通っていません。気を遣うせいでリラクゼーション効果も乏しいのです。
美容院も「どうですか」のフェーズは得意ではありません。特に、ミラーで後頭部をチェックするあの瞬間、どういう顔をすればいいのかわからないのです。微笑んでうなずきますが、あのとき少し恥ずかしくなっているのは私だけではないと思います。美容師さんを信じているのでミラーチェックはなくてもいいくらいですが、万が一後ろだけびろんと長くてジャンボ尾崎みたいなことになっていたらいけませんので、その証人として、己の目でチェックすることが大事なのでしょう。
ネイルも、ネイルアートが完成したあとの「どうですか、気になるところはありませんか」という問いにモゴモゴしてしまいます。その瞬間は「気になるところ」がわからないのです。何時間か経ってから「あっ、ここもう少し削ってもらえばよかった」などと気づく。即答が必要な「どうですか」が苦手なのだと思います。