こんばんは、和菓子の時間です。
6月16日は「和菓子の日」なんだそうです。
糖質怖いなどと言いながら、実は銀座・新橋エリアの和菓子の記事を数回書いたことがあるのを思い出しました。
かりんとう専門店「たちばな」
特にアクセスが多いのは、銀座8丁目にあるかりんとう専門店「たちばな」さんの記事です。明治40年代に創業したという、100年以上の歴史を誇る老舗。
銀座の街並みは日々変化していますが、たちばなさんはお店そのものにオーラがあり、大きな目印などないのに近くを通れば「あ、ここだ」とわかります。
お店に入るとピリッとしたマダムに出迎えられ、ビビリの私はかなり緊張しながらのお買い物を果たしたのでした。
百貨店などには一切出店していません。配送は可、通販もしていません。
(でも、Amazonに出品されているのを見つけてしまった……)
縁起物なら「萬年堂」
お赤飯のような渋い見た目の蒸し菓子、その名も「御目出糖」。大きさの割にちょっとお高めですが、その分「とっておき」感があります。ふわもちでうまい。
ちなみに現在、萬年堂さんは銀座駅と地下で直結している「銀座コア」のすぐ近くにあります。
そこまでいらしたならば、銀座コアの地下にある「菊廼舎(きくのや)」さんにもぜひ。きれいな缶に30種もの干菓子を詰め込んだ「冨貴寄」が有名です。見た目が華やかなので、お茶がご趣味の方へのちょっとした贈り物におすすめです。季節限定の商品がまた、かわいいのです。2018年4月末に改装し、イートインコーナーができました。
お詫びの菓子折りなら「新正堂」
サムネイル写真を御覧ください。何かのお詫びにといってこれを差し出されたら、その瞬間に私は相手を許してしまうことでしょう。
名前のインパクトのみならず、 さっくりした最中と求肥入りのボリューム満点あんこがとてもおいしい。
同店の商品には「景気上昇最中」という小判型の最中や、「出世の階段」というクッキーサンドのような商品もあり、差し入れのネタ作りには事欠きません。
自営業をしている父に景気上昇最中を贈った際のコメントは下記のとおりです。
ちなみに父はグルメでもなんでもなく、ただのあんこ好き親父なので、もっと精緻な感想は皆様のお口でぜひ……
菓子を見つめて想うこと
(菓子好きマダムは)食べてから数口は「甘すぎない」という言葉だけで会話ができているように思う。「暑い」「寒い」「甘すぎない」。この3つの言葉はオウム返しで会話が持つ。
記事を書いた日から約1年が経ったいまも、そう思います。お菓子を食べるときは、意地でも「甘すぎない」は言わない!
個人へのお詫びの菓子に、資生堂パーラーの個装クッキー詰め合わせ(巨大缶)なんて持ってくるか!?という話です。会社勤めをしていると、お給料をもらいながらネタがいっぱい転がっていてたのしいかぎりです(棒読み)。
なんで6月16日は「和菓子の日」なの?
848年6月16日、当時の天皇だった仁明天皇が、無病息災を祈るにあたり16個のお菓子をお供えしたそうです。以来、この日に和菓子を食べる習慣ができたのだとか。
江戸時代でこの習慣は途絶えたようですが、1979年に「和菓子の素晴らしさを楽しみ、後世に伝える」ことを趣旨に、全国和菓子協会が記念日に定めたとのことです。
いかがでしたか?
和菓子の日をきっかけに、日本ならではの美しさとおいしさを兼ね備えた和菓子の魅力に触れてみたいですね。