こんばんは、うどんの時間だお。
劇場版『おっさんずラブ』が大盛りあがりのようです。私は林遣都くんが好きなので牧くんが好きなのです。彼に幸せになってほしい。
そこで福岡3大うどんのひとつ「牧のうどん」に行ってきました。
ふえるうどん
福岡を歩けばウエストに当たる。3大うどん仲間の「ウエスト」はエンカウント率が高いのですが、牧のうどんの店舗数はそこまで多くありません。エキサイトシティ・天神にもないのです。
わざわざ車で行くのもなあと思って探してみれば、博多駅のバスターミナルビルの地下にありました。
バス乗り降り前のサクッとメシにもちょうどいいのでしょう。昼どきには少し待機列ができていました。
シンプルにごぼう天うどん(410円)でいこうと思いましたが、ちょっと欲を出して肉ごぼう天うどん(720円!)に。肉は高いんだなあ。
麺の硬さは「やわ」「中」「固」から選べます。「ふえる」醍醐味を求めるならやわらか麺でいったほうがいいのでしょうが、私が人生で大事にしている言葉は「リスクヘッジ」です。迷いなく「中」にしました。
「やかん付きスタイル」が牧のうどんの特徴です。そばに蕎麦湯が欠かせないように、牧のうどんには「牧のうどん湯」が欠かせないのです。
といってもうどんの茹で汁ではなく、お出汁が入っています。
そのままごくごく飲めてしまいそうな、しょっぱくないシンプルなお出汁です。
さて、うどんはというと……
ごぼう天は天ぷらというよりフリッター系。このサクサクが消えてしまうのは非常に惜しいので、
肉の上に乗せて避難させました。肉ごぼう天うどんにしてよかった。
さあ、ここから急いで食べないとうどんが増えてしまう。先程のやかん出汁は「うどんが汁を吸ってしまうので、これで補ってくださいね汁」なのです。
固さレベル「中」の麺は、確かにはなまるうどん系に比べると柔らかめ。でも舌で切れるようなグズグズ感はなく、ちゃんとコシを感じました。おいしい。
おいしいけれど、せっかくなら増えたところも見てみたい。極力ゆっくり食べました。ひまつぶしに隣の席の男子小学生と思しき3人組に視線を送ってみる。なんと1人はうどんを食べていなかった……(いなりオンリー)。どうも牧のうどんは好みが分かれる個性派店のようですから、彼は牧のが苦手だったのかもしれません。でもほか2人が「うどんが増えて腹いっぱいになるから牧のにしようぜ!」と言ったにちがいありません。それを断れなかった彼。どうか強く生きてほしい……
とか思っていたら、ちょっとうどんが増えました。
その後、出汁を全投下。ひたすらにうまい。
うどんは確かに伸びましたが、やっぱりちゃんとコシを感じました。「福岡のうどんはやわらかい」というけれど、スーパーのチルドコーナーにあるうどんとは一線も二線も違うのです。やわ麺嫌いの人にも一度召し上がってみてほしいです。
ぺろりと完食
好き嫌いが分かれると聞いていたものの、牧のうどん、大好きでした。ごちそうさまでした。ウエストや「資(すけ)さんうどん」のメニューバリエーションを思うと、最もシンプルなうどん屋さんだと言えるのではないでしょうか。
今後『おっさんずラブ』が2時間ドラマ枠等で放送されるとしたら、きっと旅行にいくはず。そうしたらぜひ福岡を旅させてあげてほしい。そして牧のうどん、ぜひ。
★公式サイト:福岡 釜揚げ牧のうどん
福岡3大うどん+α のご紹介
福岡3大うどんといえば「安さのウエスト」「ぼた餅の資(すけ)さん」そして「ふえる牧の」です。
▼安さのウエスト
▼ぼた餅の資さん(おでんもうまい)
▼個人的にはトッピングし放題の「はま亭」も忘れられません。