こんばんは、喫茶アメリカンの時間です。
『喫茶アメリカンについて言いたいことやまやまです』の企画・編集でご協力いただいたTak.さんをお招きし、ポッドキャストを収録しました。
テーマは「雑記ブログを電子書籍にするということ」。
約1時間たっぷりお話ししました。ブログと電子書籍の違い、今回の体制のこと、売上配分のことまで(笑)。
指示待ちチームではなく「持ち寄りチーム」
お話を終えて、やっぱり「体制」がすばらしかったなと思います。
途中でTak.さんも「誰かと一緒に働くのは苦手な方だけど、今回は楽しかった」という旨をおっしゃってくれてうれしかったです。私もとてもたのしかった!
チーム戦は嫌いではないのですが、「好きなチーム」は限られます。そしてそれは会社を辞めてからのほうがずっと多く出会っている。会社員時代、「好きなチーム」で働けることは数えるほどしかなかったと思います。
「持ち寄りチーム」が好きです。対義語は「指示待ちチーム」かなあ。自分自身もやらかしている(指示待ちしまくった)ので大声で言いづらいのですが。
持ち寄りチーム
みんなで出来ることを持ち寄る。誰が誰に何をしろと言わずとも、勝手にどこからか「これやったほうがいいよね」「あ、じゃあやろうか」みたいな流れになる。そしてそれにみんな素直に感謝する。偉そうにしない。「これはこういう風にしたほうがいいと思うんだけど、こっちでその作業、引き取っちゃっていい?」みたいな感じ。決して「こういうふうに直しておいて(自分は言うだけ)」ではない。
指示待ちチーム
せっかくチームになっても「それは言われていないんでやってません」とか「段取り説明してください(そのMTGのセッティングも、持ちかけられないかぎりはしない)」とか「(こういうふうにしたほうがいいんだろうけど、そんなこと言ったら”じゃあやって”って流れになって負担増えるから、黙っておこう……)」とかじゃあ、さみしい。
もてなされるより、もてなしたい、MAJIDE
ちょうど勤めているコワーキングスペース(Co-Edo)でイベントをやったとき、オーナーと「もてなす人と、もてなされる人」という話をしたばかりです。
- 持ち寄りチーム=もてなす人の集まり
- 指示待ちチーム=もてなされる人の集まり
と考えるとしっくりきます。
(もちろん大きなプロジェクトやミスが許されない仕事のなかには、「言われていないことをやったら殺される」みたいなものもあるので、指示待ち=間違いではありません。ただの「好み」の話ですし、ケース・バイ・ケースです。)
何か頼まれるにしても、後者のチームに言われると、たとえコピー取りのような簡単なことであっても「使われている」と感じて気分が悪くなることがあります。
それはきっと「こいつ『もてなされ待ち』だ……何様だよ……」みたいな気持ちになってしまっているからだな……(心の広さ4畳半)。
一方で前者だと、些細なことでも楽しくできる。持ち寄りチームはお礼上手、喜び上手も多い気がします。だからうれしそうにしてもらえるのがうれしくて、進んで仕事をするのかもしれません。もてなし合っている感じ。
尊敬でつながる
会社員時代とフリーランスになってからで圧倒的に変わったのが、「尊敬の念を持てる人と仕事をしているか」な気がします。
会社員は尊敬していようがいまいがチームにさせられますが、フリーランスになって、そういう機会がぐっと減りました。
とはいえ会社員のときにもすばらしいチームに入れてもらっていたことがあり。今朝、そのときのことを振り返っていました。
まさに尊敬しあっていた気がします。当時はペーペーの私にも、ベテランのみなさんが尊敬の念をもって接してくださり、おかげで「自分はいち戦力なんだ」と思えました。
そしてなにより、毎回の打ち合わせが楽しみだった!
資料づくりでもなんでも、たのしい打ち合わせのためにがんばれた。本当は「コンペに勝つ瞬間」「収益をあげたとき」に喜びを感じるべきなのかもしれませんが、正直そっちはどうでもよかったです(最低だ)。
尊敬する人たちと同じ空間で同じことを考えて、ちょっと雑談したりごはん食べたり、それが最大のモチベーションでした。
尊敬される人材でありたいが
結果よりプロセスが好き……どうりでいつまでも貧乏フリーランスなわけだな……。
まあいずれにしても幸せなことです。
Tak.さんとのこの企画も、まさに「持ち寄りチーム」なプロジェクトでした!毎回の打ち合わせが楽しみでした。打ち合わせの合間の雑談が楽しみって、とても健全なことだよなあ~!
すてきな時間をありがとうございました!