36歳で初産の高齢妊婦です。
妊娠12週に1回目、妊娠16週に2回目のモデルナワクチンを接種してきました。
結論から申し上げると「副反応、たいしたことなかったです」。
モデルナは
- 高齢者より若い人
- 男性より女性
のほうが副反応が強く出やすいという話もよく出ていて、怯えている妊婦さんも多いのではないかと思います。
私の体内年齢が信じられないくらいババアだというご意見を否定することはできませんが、「杞憂に終わるかもしれない!」と思っていただくことで、接種当日までの憂鬱が薄れたらとの想いで、以下、まとめました。
- 妊婦、モデルナワクチン1回目を接種(妊娠12週5日目)
- 妊婦よ、なにがなんでもアセトアミノフェンをゲットしろ!
- 妊婦、モデルナワクチン2回目を接種(妊娠16週5日目)
- 妊婦、モデルナワクチン2回目の翌日を過ごす(妊娠16週6日目)
- 機会と環境が整っているなら、ぜひともワクチン接種を!
妊婦、モデルナワクチン1回目を接種(妊娠12週5日目)
妊娠12週5日目、モデルナ1回目受けてきました。
— やまま あき◆主婦ブロガー (@yamama48) 2021年7月27日
いまのところ何もないです。
受付の方も問診の先生も接種してくれて先生も運営の方も、もれなく全員素晴らしくて、そのことに感激してしまいました。
食べログやGoogleマップだったら絶賛評価が残るに違いないよ…!
彼らにいいことありますように!
1回目の接種ということもあり、特に不安も持たずに行ってきました。
この時点では妊婦さんの痛ましい事件(コロナ感染した方が自宅出産し、新生児がそのまま亡くなってしまった一件)が報道されていなかったこともあり、産婦人科さんによってワクチン接種推奨度合いはまちまち。
私がお世話になっている医院は「自己判断で」という意見でした。
私の本音としては、医者の意見を押し付けてもらったほうがストレスが減ってありがたいのですが、「自己責任時代に生きているんだ! このくらい自分で考えられなくてどうする!」とポジティブにとらえ、「接種する」一択で臨んだ次第です。
接種会場の直前問診で対応してくださったお医者さんからは、世界的には接種している妊婦さんが多いから安心してと背中を押していただきました。
前掲のツイートのとおりですが、接種会場は本当によく考えられたオペレーションでした。感激しきりのひととき!
接種してくださったお医者さんからは「接種した腕を下にして寝ることができないくらいの痛みにはなります。1週間後に痛くなる人もいます。」という旨を説明されました。
その後、買い出しの用事がありけっこう歩き回ったのですが特に異変なし。
接種から9時間ほど経ってやっと、注射したほうの腕が重く、鈍痛を感じるようになりました。
腫れなどはなく鈍痛のみです。ただ腕をあげると痛いので、吊り戸棚に入れているものを取り出すのはしんどかったな~。
厚労省のサイトによれば入浴は問題なしとのことだったので、いつもどおり浴槽に張ったお湯に浸かり、ぽかぽかになってから床につきました。
接種した腕を下にして寝ることはできませんでしたが、上を向いて寝るタイプなので支障なしです。
翌日はうっかり整体の予約を入れてしまっていたのですが、相変わらず
- 注射したほうの腕を上げられない
- そっちの腕を下にして横たわれない
という状況が続いていた、というより接種当日よりも痛みが強くなっていたので、いつもと違う流れで施術してもらいました。
ちなみに「痛い」と書くとビビる方がいらっしゃるかもしれませんが、あくまで鈍痛です。針で刺すような痛みではないので怖くありません。
しかも、上記の行動をとっていないときは無痛です。常にじんじん痛むようなことはありませんでした。
あくまで「私の場合は」ですが、楽観用に頭の片隅にインプットしてください。
さて、整体を受けたことで身体に起きた異変はありません。いつもどおり快適になっただけでした。
その日の夜くらいから徐々に楽になったかなと思います。
相変わらず上向きで横になる必要がありましたが、翌朝、つまり3日目の朝にはほぼ全快。
あっけなかった……。
妊婦よ、なにがなんでもアセトアミノフェンをゲットしろ!
いやいやモデルナの本気は2度目に見せつけられるもの。
Twitter等で「モデルナ 2回目 副反応」と検索すると、ひと晩高熱で眠れなかったエピソードや、冷えピタとポカリなしでは過ごせなかった思い出など、たくさん書かれています。
ましてや私は妊婦です。ホルモンバランスが乱れているいま、どうなってしまうのか。飲める薬だって限られています。
幸いなことに、接種1週間前が妊婦健診でした。
産婦人科医に2度目のモデルナワクチン接種を受ける旨を伝え、あらかじめ解熱剤などもらえないかと相談したところ……
「”アセトアミノフェン”だけの薬をご自身で手配してください」
とのこと。
生まれて36年、いろんなお医者さんにお世話になってきましたが、薬の処方を断られたのは初めてです。
市中で入手したほうが安いということなのか?
そこでさっそくドラッグストアに行ってみると、鎮痛剤コーナーが歯抜け状態。イブプロフェン配合薬はあれど、件の「アセトアミノフェン」の薬がありません。
薬剤師さんに相談すると
「いま売り切れで……メーカー欠品状態なんです。お医者さんとご相談いただいたほうが……」
……なんですと!
その後もドラッグストア3店、ドラッグストアコーナーがある大きめのスーパーマーケット1店を訪れてみるも、みんな同じ状態でした。2021年8月第4週時点です。
帰宅後、産婦人科に電話をして状況確認。
「アセトアミノフェンの薬を購入するようにとのことでしたが、何件回ってもありません。
お店によっては他の成分との合わせ技の薬なら、まだ在庫がありました。これじゃだめなんでしょうか」
「だめです。アセトアミノフェン”だけ”の薬にしてください」
「でもないんです」
「じゃあ処方箋を書きますので、保険適用外になりますが受け取りに来てください」
……なんですと!
歩いて5分の医院ならさておき、そこそこ遠いし交通費もかかるのに……(というお医者さんに通うことを選んだのは私である。自己責任)。
クリニックの返答を聞いて、私は心を決めました。
己の体力を信じる!!!
ちなみに、イライラが収まらなくて
「素人がこんなこと言うのも恐縮なんですけどね、市場ではこういうことになっているらしいぞと、先生方にもぜひとも共有しておいてください!」
と受付のお姉さんに愚痴ってしまった私、次回健診が心配です。
この思い出を踏まえ、とにかく妊婦さんに申し上げたいのは、
- 接種前の健診等のタイミング「の前」に、近隣ドラッグストアの在庫チェックをする
- 在庫切れのようだったら、産婦人科訪問の際、先生にその旨をしっかり伝える
- 保険適用外でもいいので、アセトアミノフェン薬を処方してもらう
ということです。
妊婦、モデルナワクチン2回目を接種(妊娠16週5日目)
丸腰で迎えたモデルナワクチン接種2回目。
私は妊娠16週5日目でした。月に換算すると「5ヶ月」に突入しており、巷ではこれを「安定期」と呼びます。
会場では前回同様のスムーズすぎるオペレーションに感動。そこでの前回との違いはたった1点でした。
コロナ感染した妊婦さんの事故が起こってしまった後だったためか、直前問診の先生から
「妊婦さんですか。ワクチン、ぜひとも接種してください!」
と力強く言葉で背中押しされたことです。
当初「自己判断で」という意見を貫いていた私のかかりつけ産婦人科医も、公式サイトで「接種推奨」の旨を記載するようになっていました。
接種自体は相変わらず痛くもなんともありません。
「2度目は注射のときから痛かった」という意見も一部で発見しましたが、全然そんなことありませんでした。
1回目は9時間くらい経つまで何の変化もなかったのに対し、2回目は接種から30分後ぐらいには腕の鈍痛が出ました。
ただ「鈍痛」という表現も大げさなくらいではあります。
筋肉痛のようなかんじというか、だる重いというか、その程度です。あと、少し「カーっとなる」感覚があったような気もします。
接種したのは11時ごろでしたので、「きっと夜にはヤバくなる」と思って
- スーパーへの買い出し(夫がひとりで食べられるよう出来合いのものも入手)
- 昼食もりもり
- いつでも寝られるようにシャワー&パジャマに着替え
を済ませました。
14時台にはずいぶん眠くなりましたが、これが「倦怠感」なのか、「毎度おなじみ昼食後のウトウト」なのか、わかりません。
一方で、だるさはありつつも腕を上げることはまったく屁でもない。マエケン体操もできました。
17時ごろから徐々に腕が痛くなり、さすがにその夜は
- 腕を上げると痛い
- 接種した腕を下にして眠れない
という状態に陥りました。
が、絶対に1回目接種の日のほうが痛かったです。
ただし各種の体験レポートによると、接種当日の晩にひどい目にあった人が多かった様子。
鎮痛剤を持たない身、ドキドキしながら眠りました。
……パチっと目が覚めてしまったのは夜中の3時。尿意を感じてお手洗いへ。
何歳まで漏らさずに過ごせるんだろうかと思いながら、体調にまったく異変がないことに驚きました。
モデルナの副反応のひとつに「頻尿」があるそうですが、夜中にトイレに行くのは妊婦あるあるです。
ほぼ毎晩、1~2度はトイレに旅立っていますので、この尿意がモデルナによるものなのかどうかは怪しいところ。
結局再び床につき、翌朝はいつもどおり気持ちよく目覚めることができました。
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妊婦、モデルナワクチン2回目の翌日を過ごす(妊娠16週6日目)
先行してファイザー2回目を接種していた夫は、平日にもかかわらずこの日は有給をとっていました。
というのも、彼の体験では「2回目の副反応は翌日がやばい」だったからです。
悪寒で動けなくなったり、食欲がわかなくなったりしたことから、妊婦の私を気遣い休んでくれたのでした。これは自慢です。
前日の夜から
「明日は洗濯もしなくていいから! 掃除機もやらなくていいから! というかなにもしなくていいから!」
と言われていました。
しかし彼の想いとは裏腹に私の腕はむしろ回復傾向にあり、気分もどこか晴れやかです。
ブルドーザーのように朝の家事をがっつり遂行し、マエケン体操が再びできるようになりつつあることを確認しました。
とはいえ、いつなにが起こるかわかりません。
その日はパジャマのままで、髪にワックスをつけることもなく(当然化粧もせず)、引きこもることにしました。
そして迎えた昼、体調に異変なしです。
前日の残り物を食し、夫にはカップラーメンを提供し、9月に控えているFP試験の勉強に励みました。
……が、いよいよ頭が痛くなってきました。
心なしか額が熱いような気もする。
体温を測ると37.2度。接種翌日、13時ごろのことです。
おお、ついに……!と身構えていたら16時ごろにはすっかり平熱に戻り、18時ごろには腕を押しても痛くないし、上げてもなんともない。マエケン体操は2倍速でできるようになりました。
夕食後、熱はまた37.4度になりましたがなんともなかったです。
ここまでずっとログをとっていたものの、モデルナワクチンとすっかり仲良くなっている己の細胞の観察に飽きてしまい、18:54の「37.4度」という記録を最後に筆を置きました。
あの日「産婦人科を再訪してアセトアミノフェンの処方箋を”もらわない”」にBETした私の勝利です。
(私の電話を受けてしまった受付のお姉さんには、次回訪問時に詫びを入れねばなるまい……)
機会と環境が整っているなら、ぜひともワクチン接種を!
以上が私の「モデルナワクチン接種体験記」です。
副反応に関しては「辛い」という体験のほうが目立ってしまうので、怖くもなりますよね。
何の面白みもないエピソードではありますが、「こんな妊婦もいるんなら大丈夫そうだ」と思っていただけたら幸いです。
コロナになる方が絶対しんどいです。
接種できる権利が回ってきた方は、ぜひとも!
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