こんばんは、部屋が狭い時間です。
現在夫婦2人暮らしをしていますが、入居当初は2人とも会社員でほとんど家に居ないこともあり、こじんまりとした部屋で暮らしています。
ともに暮らしてわかる「生活リズムの違い」
当然それぞれの自室はありませんのでダブルベッドで寝ざるを得ませんし、作業デスクもひとつだけ。ダイニングテーブルはなく、コタツになるちゃぶ台と座りにくいソファで食事をしています。エアコンは1台だけ。
共同生活に際し「生活リズムの違い」は唯一の悩みでした。私のほうが短時間睡眠・朝活派です。10年弱の間ひとり暮らしをしていた者同士でしたから、慣れるまでは試行錯誤の繰り返しでした。
AppleWatch購入前は振動タイプのタイマーを愛用、起きてからはクノイチになったつもりで懐中電灯とともに抜き足差し足、リビングにあるちゃぶ台の上でPC作業をするのが常でした。いくら私の忍者スキルが高まろうとも、ベッドから抜け出るゴソゴソ感は彼も気になったことだろうと思います。許してくれることに感謝です。
「ちゃぶ台PC作業」 と腰痛
今年から私がフリーランスになり、自宅で過ごす時間が増えました。日中はコワーキングスペースで仕事をすることがほとんどですが、夕食を自炊するようになったので、早めに帰宅します。主人の帰宅に合わせて料理・食事を終わらせたあとが、悩みです。
仕事やブログ更新など、もう少しデスクワークがしたい。
しかしそれは主人も同じことで、帰宅後のわずかな自由時間に、趣味のPC作業をしたいのです。私は彼に食わせてもらっていますから、「締切直前でヤバい」というときを除いては、食後のデスクは彼に譲りたいのです。
となると待ち受けているのは「ちゃぶ台PC作業」となります。
長座姿勢でのPC作業……これがたいへん、腰に来る。お尻も痛いし寒いし首肩も壊滅します。するとだんだん不機嫌になってくる。最終的に彼に八つ当たりする日もあり、なんとかせねばと思うようになりました。
諸悪の根源は「長座姿勢」にあると見た。
そこで購入したのがこちらです。
折りたたみデスクです。謎のメーカー名NEARPOW。我が家ではこのデスクを「ニアポウ」と呼んでいます。
このニアポウをちゃぶ台の上に乗せ、ソファの座高に合わせて伸縮させれば……!
結果、こうなりました。
最初は「革命が起きた!」と大喜びしたのですが、全体的に前傾姿勢になる必要があり、やはり不自然な格好に。簡単な作業ならよいのですが、集中したい記事執筆系の業務はとてもではありませんが進みません。
「諦める」という最強のソリューション
早朝や夜の「ちゃぶ台PC作業」は、アタマを使う業務には適さない。
作業環境を変えない限り、身体へのダメージは減りません。「ちゃぶ台作業をしてイライラするのはやめよう」と思っても無理なのです。言い聞かせて改善するような問題ではない。
そこでたどり着いたソリューション、それが「諦める」です。
「ちゃぶ台で仕事はできない」と割り切る。
まず朝は、コワーキングスペースが開店するまでの時間を近隣の喫茶店で過ごします。天下のベローチェ様なら200円で済みます。これは必要経費と判断する。ケチって不快な気持ちで仕事をするよりもずっといい。
そして夜は雑務やインプットに徹する。いわゆる「仕事」は16時ごろまでに済ませる。それ以上かかる仕事は「キャパオーバー」と判断してスケジュール調整する。子育て中で時短勤務のママさんが16時ごろまでしか働けないのと同じように、私も時短ワーカーなのだと思うことにしたのです。ここで「私は子育てしているわけでもないのに、立派に稼げているわけでもないのに、情けない……」などと自責したら負け。
たとえば主人とドラマやアニメを観たり、ゲームをしたりするのも食後の時間に。それはサボりではなく、(もっといい言葉を選びたいのですが)立派な「主人励まし業務」である!
- もっと広い部屋に住みたい
- せめてダイニングテーブルがほしい
という夢を持つのは容易いことですが、叶えるのは難し。そうそうすぐに引っ越しできるものではありませんし、家具の処分・購入は手間がかかります。
これらを諦めるのは、ゲームのルールづくり、条件づくりのようなものだと思います。
何事も予算や条件、制約があるからこそアイデアが生まれるもの。「広い部屋やダイニングテーブルを入手せずして、ちゃぶ台PC作業を回避する方法は?」という問いを立て、現在は上記の回答にたどり着いております。
書斎がほしいという夢は抱き続けますが。