昨年の秋ごろ、「産前最後」の4文字を盾にして暴食したり、旅行に行ったりしていました。そんな産前産後イベントのひとつに「プロフィール写真撮影」も。
大変素敵に撮っていただいたので、このブログはもちろん、Twitter、Facebookなど、プロフィール画像を一斉に「素敵写真」に変えました。
そうすると、「素敵だと思える自分」の姿を毎日何回も見かけることになり、実際に「素敵な自分」になっていく効果があるとか!
プロフィール写真を機に、よい仕事に巡り合ったクライアントさんもいらっしゃるとのことでした。そのくらい写真は大事です。
プロフィールに使う写真を変更して1年経ったか、経っていないかという時期に来たのですが、実は先日、すべての写真を「もともと使っていた似顔絵」に戻してしまいました。
毎日見かける姿として、いまの私にとってはこちらのほうが落ち着きます。
イキイキとした笑顔の写真は本当にすばらしくて、データをいただいたときはとても嬉しかったんですよ! それはまぎれもない事実なのに、なぜか「いまの自分」ではない気がしてきまして……。
さらにはあんまりにも「良く撮れすぎ」で、こんなことを思うようになってきてしまったのです。
「Facebookで自分の仕事について積極的に発信していそうだ……」
「本日はお仕事でこちらへ! と書きながら虎ノ門ヒルズをバックに自撮り写真をあげてもおかしくない……」
「『読むだけで本当の自分に出会えるメルマガ、配信してます。登録してね!』って堂々と書いていても違和感がない……」
そのくらい、堂々と写っているんです。この私が! 自己肯定感を諦めて「自己妥協感」を大切にしはじめた私が!
しかし実態はただの主婦なのであります。
健康な子どもひとりを育てるだけでヒィヒィ泣きわめき、ブーブー文句を言って暴れる、器小さすぎウーマンです。
キラッとした素敵な写真に実態がまったく追いついておらず、プロフィール写真を見るたびに「卑屈心」が知らずのうちに強化されてしまったのかもしれません。
ビジネスマンワールドでは「プロフィール写真はきちんと準備しましょう」「信用につながる大事なツールです」ということになっているでしょうが、背伸びして実際に伸びちゃう人と、背伸びに疲れてかえって凹んでしまう人(私)がいるんです。
「貧しくても無理やり外車とブランド時計!」というライフスタイルが合う人、合わない人、いるんです!
確かに「こいつ、プロフィール写真に似顔絵使ってる! 信用できん!」と思われたらそれまでです。
だから「ビジネスチャンスの損失! もったいない!!」というアドバイスをいただくかもしれません。
でも私は、ビジネスチャンスをプロフィール写真だけで棒に振っちゃう自分で良しとします。
「相性が合わない人とコミュニケーション取らずに済んでよかった!」「プロフィール写真だけでふるいにかけられてラッキー!」と思うことにします。
たぶん自分のなかで納得できることがあったら「やっぱりあの、最高クオリティの写真を使おう!」と、プロフィール写真を戻すことでしょう。それでいい。それがいい。
自己肯定感が低くて「プロフィール写真をちゃんとした写真にしたほうがいいんだろうけれど、そういう写真はどうもしっくりこないんだよ……でも変えたほうがいいんだよね……でも……」と思ってしまうみなさん、我々は「しっくりくる写真やイラストを使う」ことを優先していこうじゃありませんか。心の平穏がなにより大事です。
(それにしても、撮っていただいた写真は本当にすばらしいものでした。自己否定感のかたまり人間から、どうやってあんな笑顔を引き出したんだろう。すごい。プロの仕事に恥じない自分になりたいです……ならねば……)