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気持ちがすっかり落ち込んでいるときにAmazonで対象書籍を漁ったら、自己啓発のなかの自己啓発! な書籍にヒットしました。
スピリチュアル……癒やし……ムードのアプローチは不得手ですが、本書は
「幸せは自分でつくるもの」
「悩むのが嫌なら悩まなきゃいい」
「心? ないよそんなもん、脳の仕組みを理解しろ」
といったドライな語り口だったので気軽に楽しく読めました。
(余談ですが、かの『置かれた場所で咲きなさい』への反対意見が数回熱く述べられていて、そこも読みどころだと思っている笑)
- 書籍『悩みを幸せに変える法則』から得たもの
- 他人の目を通すことなく、自分を生きる
- 「自分軸の人」「働いていないけれどお金に困っていない人」になりきって過ごす
- 「なりたい人になりきる」って実はとても勇気がいる
書籍『悩みを幸せに変える法則』から得たもの
私がこの本から得たエッセンスは次の3点。
- 不安、悩みのことを考えていると、脳みそは勝手に関連情報をかき集めてしまうのでさらに憂鬱になる
- 不安や悩みは「よい将来を実現させるための課題」と捉えて、解決のために「動く」! 考えているだけじゃ好転しないよ
- 「こんな人になりたい」「こういうことをやりたい」を具体的に考えて、「それをすでに達成している人」になりきって過ごそう(脳の仕組みを活用)
心理学や脳科学などの話題で、「そのことを考えていればいるほど、脳みそはそれを補強してくれる情報を探してしまう」と聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。
私もどこかで耳にした気がするのですが、「よし、やってみよう」と思えたのは初めて。
癒やしとは対照的な苫米地さんの書きっぷりが響いたんだと思います(笑)
しかしいざ「なりたい将来像」「やってみたいこと」「目標」を掲げようとしても、頭のなかが真っ白になってしまいました。
妊娠してから無気力感が強くなったのもありますが、「こんなふうになりたい」という具体的なイメージが湧かなくなってから久しいことを思い出しました。
歳を重ねながらいろいろ失敗し、そのときの敗北感に引きずられている証拠です。
理想像をあえて思い描かないようにして、「がっかり感」から自分を守っていたんじゃないかなあ。
でも、せっかくの機会です。
本に刺激を受けたときに動かないと、また元通りになっちゃう!
「どんな人になりたいのか」という自問自答をしてみました。
他人の目を通すことなく、自分を生きる
とにもかくにも、「自分軸」のある人になりたい。
自分で自分を認められる人になりたい。
それはすなわち「世間様」とか「権威からの評価」で一喜一憂せず、マイペースに過ごしたいということです。
私の人生、「他人からどう見られているか」ばかりでした。
通信簿ほぼ全部5で偉い! とか、
慶應合格なんてすごい! とか、
某企業に勤めていて立派! とか、
褒められる瞬間にだけ生きがいを感じる人生は虚しいものです。
どんなに褒めてもらっても、義務感だけで勉強していたり、終電と徹夜の連続で疲弊していたり、自分の「芯」はまったく喜んでいませんでした。
これからは、他人がどう私を見るかではなく、私自身がおもしろがれる生活を送りたい!
「自分軸の人」「働いていないけれどお金に困っていない人」になりきって過ごす
「会社員」をやめたのは2019年のこと。
でもいまに至るまでなかなか「自分軸ライフ」を確立できていないのは、やっぱりなんだかんだで、他人の評価を通してしか自分のことを測れなかったからです。
自分で納得のいく肩書きが見つけられないまま、専業主婦化してしまいました。
「女性の社会進出」が叫ばれる令和の世においてはひたすら肩身が狭く、罪悪感にさいなまれる毎日。
たぶんいまが昭和~平成初期くらいなら、堂々と専業主婦をやっていたんじゃないだろうか。それほどまでに私は「世間の声」に弱い!
「見くびられたくない」「バカだと思われたくない」ということにばかり意識がいっていたから、脳が補強情報を集めてしまっていたんでしょう。
だから「他人と比べない」「世間体にひきずられない」「自分が好ましいと思うかどうかで選択する」人になりきって過ごしてみます。
これに派生するものとして「働いていないことへの罪悪感、自由に使えるお金がない不安」が私の大敵です。
気持ちの調子がよくないときは、散歩中に缶ジュース1本買うことですら怖くなってしまいます。
そしてそういう状況をつくっているのは「働いていない自分自身だ」という結論にいたり、ひたすら憂鬱になりながら帰路につくのです。
これも結局、「私は稼いでいない」ばかり意識しているから起こっていることなんでしょう。
だから「働いていないけれどお金に困っていない人」になりきって過ごします!
「なりたい人になりきる」って実はとても勇気がいる
いままで「これ以上自分が傷つかないように」という理由で、あえてネガティブな視点を活かしていたのです。
「なりたい人になりきって過ごす!」と言うは易し。
視点をプラスに変えることは、私にとって「護身用の盾を捨てる」ことです。
実はかなりかなり勇気のいることだな……と、ここまで書いてやっと気づきました(笑)
まあ、書いちゃったもんは仕方ない。とりあえずやってみます!
お金に困っていない私は本日生まれてはじめて「強力粉」を買い求め、自宅でケンタッキー風ビスケットを焼きました。自己肯定感上がったぜ!