「明日やります」の奥野さん主催のブロガーイベント「風呂ガソン」に参加中。会場は板橋区にある「さやの湯処」。三田線 志村坂上駅から歩いて8分ほどのところにある、数多のお風呂とリラックス施設が結集した「スーパーすぎる銭湯」だ。
準備が下手すぎて
ところで、私、旅行が苦手です。
旅行に行くのはいいけれど、そのための準備のことや、飛行機新幹線などのこと、旅の途中で職場や家族親戚等にお土産を買わねばならぬこと、帰ってきてからのスーツケースの後片付け…などなど、旅に付随するいろいろなことを考えるともう、だめ。それだけでドッと疲れてしまって、「なぜ旅行の予定など入れてしまったんだろうか」という後悔の気持ちMAXで旅立つハメに。
あろうことか、この度の「さやの湯処」についてもこの特殊技能をいかんなく発揮してしまい、緊張の腹痛を抱えながら旅立つことに…旅っつったって、電車で30分だぞ。
タオルは持っていくべきか?(持っていくことにした)着替えはどうするべきか?(脱ぎ着しやすいワンピース)メイク落としや化粧水やファンデーションは?(悩むから一式持っていく!)あとはPC・スマホ・Wi-Fiの充電池と読みかけの本とあれとそれとこれと…。なんとか昼には「さやの湯処」に到着。
午後早めの時間に第1回目のお風呂を堪能。これから食事をして、第2回目のお風呂ではメイクもすっかり落としてスッピンで帰るんだ。そのためのマスクだって持参済みなのよ。用意周到なのよ。
…たぶん、旅の準備が苦手なのは「きっとこういうことをするから、こういうものが必要になる」という千里眼を使うのにエナジーが猛烈に消費されるからなのだろうなあ。
真の敵は風呂
これまで「千里眼オブ旅」最大の敵は「宿泊」にあると思っていたけれど、この度の風呂ガソンを以て、敵は「風呂」にあり、ということを悟った。うん、そうだ。違いない。
だって、ボディソープやシャンプーなどが備え付けられていることが常だけれど、そのシャンプーは「リンスインシャンプー」である可能性が否定できないし、洗顔ソープとクレンジングオイルはフロントで売られていないケースが多いから必須。試供品のロクシタンあたりのシャンプー・リンスを持っていくのだけど、そのあと乾かしっぱなしだと髪がキシキシしてしまうので、ヘアオイルを持参せねば。椿油です。
化粧が落ちる可能性もあるので、BBクリームとアイシャドウくらいは持っていこう。欲をいえばドライヤーも持参したいところだけれど、ここは会場備え付けのドライヤーの風量に期待を寄せることにしないと荷物がすごいことに…。
ああ、臨機応変に生きていける人間になりたい。攻略本のとおりにゲームを進められなくてもドキドキしないハートがほしい。ファイナルファンタジーとかもね、Vジャンプさんあたりの増刊で出ているうすい攻略本じゃあ心もとないんですよ。アルティマニアクラスの分厚ーい完全攻略本を読みながら、その通りに進められないとものすごい後悔しちゃうんですよ。ああ、なんてつまらない人生…。
食事処に励まされる
会場到着前にすっかり憂鬱になってしまった私を迎え入れてくれた「さやの湯処」は大変立派な施設でした。
靴箱のロッカーにバーコードがついていて、館内での会計の際は常にこのバーコードを読み取ってもらうシステム。読み取り読み取り読み取りまくって、退館時にまとめて会計する。
今回は食事処の奥にある個室を10人ちょっとでシェア。みんなブロガーです。
到着するなりすぐ、ハイボールと唐揚げを注文。このとき本領発揮したバーコードシステムに、私は感動しましたね。自分が飲み食いしたいものは、自分のバーコードを通して注文。すなわち明朗会計!
「私ばかり飲んでいるとワリカンのときに悪いよな…多めに支払わないとカッコつかないよな…」
なんて悩みを抱かなくて、いい!
自分の分は、自分で。リモコンぴっぴでオーダーするタイプの居酒屋チェーンで、このシステムを取り入れてくれることを期待するばかりです。とっても素敵。
それ以上に、こういう施設にありがちな「割高」の2文字が感じられないことがすばらしい。生中500円、角ハイ(ジョッキ)420円!
お昼ごはんとしてお願いした豆腐サラダ(520円)と鶏のから揚げ(570円)がこちら。
お手頃価格と思わざるを得ないボリュームがうれしい!
#さやの湯処 の#鶏の唐揚げ めちゃくちゃうまいな… #風呂ガソン
お蕎麦もおいしかったと、召し上がっていたみなさんが口をそろえておりました。
作業中にいただいたアイスコーヒーも、260円という超良心的な価格。
260円のアイスコーヒー。この量にしてなんて気前のよいことか。されど人の視覚とは不便な面もあるもので…麒麟が何かを邪魔してくる… #風呂ガソン #さやの湯処
用意されている資源を有効活用(ビールジョッキ)という姿勢もまた、実に好ましい。
中庭もとてもきれいで、食事処の窓際の席はこの風景を堪能できます。夜のライトアップぶりもよさそう。
さやの湯処 おすすめです
さて、第2回のお風呂に浸かってもう1杯、いただいちゃおうかな。行きの不安はどこへやら、帰りは微笑みたっぷりです。
※志村坂上駅を出てすぐのところにあったスナック。微笑んでいこう。