「仕事に向き合う姿勢」について考えています。
「本気モード」で仕事をしたら新規受注した!
最近新しいお仕事をいただきました! 発注理由を直接伺っていないので推測の域を出ないという前提のもと、思っていることを書きます。
完全なる新しいお取引ではありません。これまでにもチョコチョコとお声がけいただいていて、都度納品しています。そのうえで、今回大きめの案件の仲間に入れていただきました。
その判断をしてくれた理由は、それまでの案件に対し、私が「本気モード」で取り組んだのが伝わったからではないかと思っています。
▼「本気モード」ってこういうこと
納品に向けて手を動かしている最中は、ほかのことは何も考えずその案件に集中しました。そんなの当然だろうと言われてしまいそうなものですが、頭や小手先で集中したのではなく、どっぷりとその事業の世界観に浸かるような感覚でした。
依頼してくださったチームの方々も、彼らがこしらえているサービスも、純粋に応援したくなったのです。すごく興味のある分野だったわけではありません。でもお人柄や姿勢に共感し、とにかく応援したくなりました。
私はなにかのプロではありません。いろんなことをつまみ食いしている凡人です。それでも仕事を任せていただけたのは、私ができるかぎりの力で、リソースで、本気で対応したことに信頼を寄せてもらえたからではないかと思っています。
だからとてもうれしかったのです。いわば相思相愛ですから!
受けた仕事は「本気モード」で
一方で、これまでに「乗り気になれない仕事」というのもありました。
食っていくためのお金は稼いでいかなければなりません。「興味がないものは全部断る」というわけにはいかないのが現実です。
とはいえやり始めたらおもしろくなるかもしれないし、これを機に何かが広がる可能性もあります。
だからむやみに断るのではなく、あえて「妥協しないギャラ」を提示したり、契約期間を短くしたりするなど、なんらかの「逃げ道」を用意することで受注してきました。
そのうえで、そのお仕事に携わっている時間(1日のうちの30分~数時間)だけは本気モードでがんばってきたと思っています。
相性が合わなくて終了してしまった案件もありますが、単に「単発案件で終わった」「契約期間が満了した」という理由で終わっているので、揉めごとはいまのところありません。
「チーム」を感じられる幸せ
クサイかもしれないし、古い考え方なのかもしれませんが、私にとって仕事は「チーム戦」です。たとえマンツーマンの関係であっても「チーム」だと思っています。
(厳しい言葉を掛け合ってお互いを高めていく「鬼の大松率いる東洋の魔女」タイプのチームもありますが、私はあたたかいチームが好きです。誰も萎縮せずに、できれば笑い合って過ごせる場所でこそ、私の場合はパフォーマンスが上がる傾向にあります)
これまでいろんなフリーランスの方にお仕事をお願いしてきました。カウンセリングやコーチング然り、WEBデザイン然り。
「ああ、お願いしてよかった!」と思うときというのは、金額のことがあまり気にならないように思います(もちろん高すぎたらお願いすらできないのですが)。
たとえばこのブログのデザインをいつもお願いしている、みにまるさん。短時間でハイクオリティなものを仕上げてくださるだけでなく、「Adsenseのバナーの配置がズレていたから直しておきますね」みたいな「ついでにやっておくよ」ということも提案してくださってとてもありがたかったです。とてもお手ごろ価格だと感じてしまいました。
カウンセリングでお世話になっている菊地さんは、規定時間が来たからといってピタッと終了するのではなく、話が終わるところまではしっかりと、時間を気にする素振りを一切見せずに向き合ってくださいます。感謝ばかりです!
▼カウンセリングを受けたときの記事
ほか、挙げていたらキリがありません。事あるごとに私の情報をSNSでシェアしてくれる、というだけでうれしいのです。「よい結果を出すためのチーム」になってくれたんだなあと、都度感じます。ちょっとフンパツして発注したものであっても、この感覚に浸れると費用のことは気にならなくなります。むしろ「お願いしてよかった!また困ったらお願いしよう」という気持ちになる。
「ついでにやっとくね」で信頼UP
「チーム感」とか「信頼」というのはどこで生まれているのだろうと考えたときに、上に記載した体験の数々を思い出したのです。
(あまりよい言い方ではないのですが)キーワードは「ついでにやっとくね」ではないでしょうか。
たとえばある人がゴミ箱にゴミを捨てに行ったとき、途中で紙くずが落ちていたとします。ここで「どうせ今からゴミ捨てに行くんだし、ついでにこれも捨てておくね」という行動をとったとしましょう。
さて、あなたはこの施設の持ち主です。その「ついでに捨てておく」行為を見かけたとして、どのような気持ちになるでしょうか。私は、けっこううれしくなりますし、その人への信頼度が増します。
仕事においても同様なのではないかと思いました。
特別スペシャルサービスをする必要も、出血大値引きをする必要もありません。「ついでにやっとくね」レベルのことを提供できるかどうかが、私にとってはカギです。仕事に限らず、人間関係でもそうでしょうね。
ポッドキャストでも話しました
冒頭で申し上げた私の新規受注案件に関していえば、サラッと納品できることに対して熱量高く臨んだことが「ついでにやっとくね」的な位置づけになったということなのかなあ。なんにせよ、最近のうれしかったことのひとつです。引き続き本気モードで臨みます。