たまに行くスーパーに、なかなか特徴的な接客をしてくれるおじさんスタッフがいます。
おそらく自作の「♪いらっしゃいま~せ、どうぞぉ~ぅ、どうぞぉ~」という曲をエンドレスで口ずさみながら品出しをする姿は、一度見たら忘れられません。
自宅で衣替えをしているとき、このおじさんのマネをしてみました。
といっても上記の謎ソングを歌いながら服を片付けるだけなのですが、家族はすぐにピントきたのか大笑いしてくれました。よかった。
誰も知らないであろうスーパーのおじさんですが、我が家での知名度は100%であり、有名人であり、モノマネを見るとつい笑ってしまうのです。
そういう人、みなさんの周りにもいらっしゃいませんか。
「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」の「スターシリーズ」を思い出した
スーパーのおじさんのマネをしていたら、ふと「とんねるずのみなさんのおかげでした」の「細かすぎて伝わらない選手権」常連だったくじらさんのことを思い出しました。
くじらさんは、出演当初「ゆうえんち」というコンビを組んでいた芸人さんです(のちにピン芸人となり、現在は恋愛アドバイザー)。
くじらさんが「細かすぎて」に出場する際のネタといえば「スターシリーズ」でした。
ビリヤード界、ダーツ界、バスフィッシング界、へらぶな釣り界、鷹匠界、バーベキュー界……
このように、一般人からするとニッチな世界に焦点を当て、それぞれの世界で活躍している方のマネをメドレー形式で披露するのです。
「まずは”マンモスブレイク”でおなじみ、フランシスコ・ブスタマンテ」
なんて言いながら、ビリヤードプレイヤーのマネをする。
観ているこっちはなにがなんだかわかりません。
ビリヤード業界事情がわからないので、「マンモスブレイク」と言われても、それが似ているのかどうか見当もつきません。
そもそもくじらさんの見た目はまったく外国人ぽくないし、口調や声色を変えるでもないのです。
たぶん、似ていない。……いや、もしかしたら雰囲気モノマネとしてはハイクオリティなのか? うーん、でもなあ……
なんて考えているうちに「続きまして~」となり、
「スコーピオンのニックネームでおなじみ、ジョニー・アーチャー」。
各人のマネは数十秒程度で、だいたい3~4人目を披露しているあたりで落下することになっています。
似ているかどうか調べる間もなく終わるのです。
そしてこの「似ているかどうかはわからないが、こういう人がいるのだろう」という感覚が妙におもしろく、なぜだか笑ってしまいます。
モノマネされるようになったら人気者の証拠!ということは…
「モノマネされる」というのは、その人の知名度の高さを示すバロメーターだと思います。
モノマネしたところでそれが伝わらなければ、「わかるわかる感」がくすぐられずエンタメとして成立しないからです。
つまり
知名度が高くなる → モノマネされる
という流れです。
ところがくじらさんの「スターシリーズ」は逆流しています。
モノマネされる → (気になってご本人を調べる) → ご本人の知名度が高くなる
「知名度のバロメーター」であるモノマネを先に持ってくることで、視聴者の脳みそは錯覚を起こしてしまうのでしょうか。
くじらさんが「みなさんご存知の」といったフレーズを添えてくれるのも一因なのかもしれません。
ということは……
人気者になりたいYouTuber同士が結託して「YouTuberモノマネ屋さん」を擁立したら、人気がついてくるのかもしれないなあなんてことを思いました。
ちなみにスターシリーズで好きなセリフは「釣れたんじゃない、釣ったんだ!」です。
それはさておき、くじらさんの現在のお仕事(恋愛アドバイザー)がけっこうすごいので、気になる方はご覧になってみてください。
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▼ガチンコの結婚相談所まで開設している!(婚活時代に出会いたかった)
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