言いたいことやまやまです

有名人になりたかったけれどなれなかった30代半ばの凡人女による愉快な生存報告

やままあき

Author:やまま (id:yamama48)

1985年生まれのインディーズエッセイスト(子なし専業主婦)。
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悲劇のヒロインになりたい症候群

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※この記事はnoteに書いたものと同内容です

 

文化放送の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」をポッドキャストで聴くのがほぼ日課になっています。

もともと大竹さんは好きだし、アシスタントの面々もそれぞれに個性があって好ましく、メインコーナー「大竹メインディッシュ」はゲストの幅広さが魅力なのでぜひ聴いてみてください。

www.joqr.co.jp

9月16日のゲストはおおたわ史絵さん。新刊『母を捨てるということ』の出版を機にした出演でした。

まったく知りませんでしたが、すでに他界されているおおたわさんのお母さまは元ナースで、麻酔薬の中毒患者だったそうです。腕には多数の注射痕があり、薬が手に入らないと暴れる母に、「死んでほしい」と思ってしまうことも多々あったと話していらっしゃいました。

母を捨てるということ

母を捨てるということ

 

 「幸せな自分」を受け入れられない

ここからは、ちょっと書きにくいことなのですが……

こうやって、大変な想いをして生きてこられた方の話を聞くと、心のどこかで羨ましさを感じてしまう自分がいます。とんでもないことを書いているとは自覚しています。

私は生まれてこの方ずっと幸せな暮らしをしています。海外旅行ができるほど裕福ではなかったけれど、食うに困ったことはないし、ずっと私立校に通わせてもらい、お小遣いをくれる金持ちの祖母もいて、たぶん「並の上」の生活はしてきたと思います。

父の仕事は万事うまくいっていたわけではないので、そのダメージが子どもに及ばないようにしてくれた(犠牲になってくれた)母のおかげでもあります。

衣食住の環境もあってか、たいへんな健康優良児でもあります。幼少期こそ肺炎などを患っていたそうですが、物心ついたころから、寝込むほどの熱が出たためしがほぼありません。

さらに自分で言うのもなんですが、ブスではなく、頭も悪くないようです。

ずいぶん立派な夫とも結婚できてしまいました。

羨ましがられる生い立ち、環境だと思います。

そんな私の欠点は、見栄っ張りで承認欲求まみれの性格と、自らの生い立ちと心身の魅力を素直に幸せだと受け入れられず、不幸になりたがることです。

「悲劇のヒロイン」への憧れ

マンガやアニメ、映画などでは、主人公や「強敵」とされるキャラクターにはつらい過去がつきものだったように思います。芸能界にも、辛い境遇を乗り越えてきた売れっ子が多い気がします。

幼いころ、おそらくそうした「影を背負ったスター」に憧れてしまったのでしょう。魅力的になるには「辛くてなんぼ」だと思うようになって、いまに至るのではないかと考えています。

いや、いまに至るまでにだいぶこじれてしまいました。

もとは「試練を乗り越えている人は魅力的」という考えだったはずが、「私は幸せな健康優良児」という卑屈な思いがミックスされて、「大変な人は偉い」「辛い境遇の人に対し、恵まれている私はひれ伏さなければならない」という思い込みになってしまいました。

「辛さ」が指すものもどんどん広がっていて、たとえば「忙しくて眠れない」「職場環境が悪くてうつになってしまった」「仕事と育児の両立でたいへん」なんてものも含まれるように。

忙しさを理由に食事の約束に遅刻されたときなどは、自分の卑屈な感情に苦しめられたものです。「相手は大変な人、私は大変ではない人。だから相手が偉い。私は相手に気を遣い、尽くさなければならない!」……無意識のうちにそういう感情になってしまうのです。

がんばって「不幸」になろうとしている

最近、私はとみに心身の調子が悪いのですが、どうにも「病気になりたがっている」気がしてなりません。

実態はきっと、健康優良児のまんまなのです。私のなかの「悲劇のヒロインに憧れるこじらせ女」が幅をきかせているばっかりに、何事にも気力がわかず、仕事もできない今の状態を生んでいるのではないかと思います。

とにかく、不幸の種を探すのがうまい!

夫のちょっとした物の言い方だったり、料理中の小さな失敗だったり、そういうものにことごとく絶望してみせるのです。

なんでもないふつうのできごとから、「わざわざ」、自分を責める材料を掘り返している感覚があります。

メンタルクリニックに行き、抗うつ剤を処方され、それを飲んでいる自分に酔っている気がします。「不幸ヅラ」「被害者ヅラ」をすることが生きがいになっているのではないか……。

ばかばかしいので早くそんなことは辞めてしまいたい! そう願いながらもやめられないのは、「かわいそうな自分」だと、みんなに気にしてもらえる、やさしくしてもらえる、と捉えているからでしょう。そのメリットは私にとって手放せないもののようなのです。書いていて恥ずかしい…

「セルフ・ハンディキャッピング」で嫌われていいのか?

YouTubeの「グッドバイブスな人生相談」という番組をよく観ているのですが、第30話で取り上げられていた話題にシンパシーを感じました。

キーワードとして掲げられていたのが「セルフ・ハンディキャッピング」というものです。

youtu.be

自分自身にハンデを課すという意味ですが、テストの前に「全然勉強しなかった」と言ってみたり、「忙しくて眠れず、体調が悪い」とむだに主張してみたりする言動が該当するようです。これこそワシじゃ、ワシじゃ!

セルフ・ハンディキャッピングのデメリットとして「他人から嫌われる」という至極当然なお話もありました。みんなに気にかけてほしくて、一目置かれたくてやったことが「嫌われる」につながるとは、なんたる皮肉。

私、みんなに好かれたいです。魅力的になりたいし、一目置かれたい。不幸の種を探すセルフ・ハンディキャッピング行為をやめなければ。

この行為、自尊心の低さも影響しているようです。まずは自分が自分を認めることからスタートしなければと思います。相対評価より、絶対評価。自分で自分にマルをつけてあげること。

私の場合、健康で幸せな生い立ちの自分を受け入れることがカギなのかもしれません。

「辛いこと」は偉いことなんかではない。気を遣わなくていい。もしも不幸自慢をしてくるやつがいたら放っておけばいい。もしそいつに対するイライラが止まらなかったら「それで私にどうしてほしいの?」と尋ねてしまえ! そいつ相手に卑屈な自分になるくらいだったら、もうそれでいいことにします。

辛気臭い顔をして生きていても、時間が無駄になるばかりだ! 

ギアチェンジできるようがんばります。

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