言いたいことやまやまです

2022年2月に出産した1985年生まれの主婦です。資料作成が好き。

育児日誌ブログ「母になっても言いたいことやまやまです」を毎週月曜日に更新中!

「大丈夫?」と聞かれるのが辛い!気持ちにフタをせず丁寧に伝えることが大事

妊娠中の夫婦間コミュニケーション

妊娠39週と6日目です。出産予定日、明日(2月3日)です。

お腹は急速に大きくなっていて、胃が圧迫される感じや子宮口の鈍痛など、確実に「その時」が近づいているのを感じます。

が、担当医からは「予定日は過ぎるかもしれませんね!」と言われており、おそらく明日も家でだらだら過ごすのではないかなあと思います。

 

とにかく身体がしんどいのですが、いちばん近くにいるパートナーにはわからない現象なのですよね。

嫌味で書いているわけではなく、彼らの身に降りかかっていない事態なのだから「わからなくて当たり前」です。

仮に生理を1回でも2回でも体験してくれていたら少し伝わっていたかもしれませんが、そんなの無理だものねえ。

こちらも、男性が尿管結石で悶え苦しむ感覚はわかりませんからお互いさまだと思いたい!

 

どの家庭でも少なからず、妊娠期はこうした「男女間の感覚ギャップ」に悩むことになります。

我が家は夫がやさしく協力的なので助かっていますが、つい最近、とんでもなく小さなことでモヤモヤしてしまいました。

それが「大丈夫?」という声かけ

大丈夫? と聞かれるたびにイライラしてしまっていたんです!!

 

 

家族に「大丈夫?」と聞かれるとイライラしてしまう

日増しに私がしんどそうになるにつれ、夫から問われる「大丈夫?」の回数が増えるようになりました。

ここ1~2週間で一気に増えたのではないでしょうか。

 

当初は私も、この言葉をなにも意識していませんでした。

イライラするどころか、むしろ「気にかけてくれてありがとう」と思っていたくらい。

それが時が経つにつれ、体調が悪くなるにつれ、

「もうね、基本的に『だいじょばない』の! そんな愚問を呈するな!」

と怒り心頭に達したのでした。

 

夫にしてみれば目が点状態です。

事情はわかったけれど、なにもそこまで言わんでも……となりますよね……。

大丈夫ではないけれど、その理由を伝えるのが面倒だから「大丈夫」

私のイライラの内訳は次のとおり。

 

「大丈夫?」という問いの答えは「Yes」「No」です。

ここでNoと答えるならば、なにゆえNoなのかという理由を添えなければならない気がします。

実践していませんが、理由を言わないと次のような流れになりそう。

 

A「大丈夫?」

B「大丈夫ではない」

A「えっ、どうしたの」

B「(結局理由を言うことになる)」

 

だいじょばない理由は、妊婦特有の身体のダメージです。

冒頭に書いたとおり、生理痛すら実感したことがない男性パートナーが「この手の苦しさ」をすんなり理解するのは難しいはず。

それで、伝えるのも面倒くさいからと「大丈夫」と答えてしまうことに。

実際には全く大丈夫じゃないのに!

夫は私の「大丈夫」という返答を聞いて「それならよかった」と思うでしょうし、こちらはこちらで「大丈夫と言ってしまったからには、家事とか、やることやらないとなァ~」と勝手にプレッシャーを背負ってしまうのです。

 

改めて書き出してみると、「私の思い込みが強すぎるだけだな……」と思えてきますが、体調が悪いときに冷静に自分を見つめることなんてできないので、この思い込みを大前提として話を進めさせてください。

「大丈夫?」は「ハウアーユー?」とほぼ同義説

そんなもどかしい質問「大丈夫?」。

ところが遠方に住む家族だったり、友人、知人といった人たちに「大丈夫?」と尋ねられても、夫のときのような気持ちにはならないことに気づきました。

たまに妊娠経験のある方に「こういうのがしんどくてね……」と返答させてもらうこともありますが、基本的には身体のしんどさ云々とは関係なく、ごく自然に「大丈夫」と即答する自分がいる!

 

なんでこんなことができるかって、友人知人らからの「大丈夫?」を「体調は良好か?」と翻訳していないからだ、ということに気づきました。

言うなれば、「古き良き日本の英語教育における"How are you?"」くらいにしか受け止めていなかったということです。

 

令和の英語教育は一歩も二歩も進んでいるでしょうが、ギリギリ昭和世代の私にとっては

「元気があろうとなかろうと、『ハーワーユー?』には『ファインサンキューアンデュー?』で返す」

と決まっている!

そのやりとりに意味はない!

「こんちわ~」とか「どうもどうも~」みたいなもん!

 

だから同居家族ではない誰かに「大丈夫?」と言われても、「大丈夫」と返せるのです。

逆に、ひとつ屋根の下で暮らす家族に何度も"How are you?"と声をかけるのかい? という話。

これが、こと家庭内で問われる「大丈夫?」に対し、「体調はどうなのか?」という意味を持たせてしまう理由だと思い至りました。

 

一方で夫は"How are you?"感覚で使っていたのでしょう。

「気にかけているよ」「心配しているよ」の合図くらいのものだったんじゃないかな。

「妻がどういう状況にあるのか」を事細かに知りたくて尋ねているわけではない、ということです。

 

「軽く聞いただけなのに……(そんな怒らないでよ)」と言われたことがあるので、「大丈夫?」に担わせている役割が、夫婦間でだいぶ異なっていたのだと思います。

言われるとしんどいことは、がまんせずに「伝える努力」を

夫が軽い気持ちで「大丈夫?」と問うていることは推測できました。

が、言われるたび、心身がしんどいなかで「夫に悪気はないのだ、気軽に聞いているだけなのだ……」と自分をいちいち説得し、「だ、大丈夫だよ……」などと偽りの返事をする生活はごめんです。

なにせ私の臨月腹がデカくなるにつれ、私の気力がなくなるにつれ、1日に数回言われるようになっているのですから!

 

というわけで、私の気持ちが落ち着いているときに

  • あなたが心配してくれているのはわかる
  • 体調を細かく知るために「大丈夫?」と言っているわけではないのもわかる
  • でも私の体調はもう、おそらく出産するまで「基本的に大丈夫ではない」
  • 「大丈夫ではない理由」をあなたが理解できるように伝えるのは困難
  • 「大丈夫?」と聞かれるたびに答え方に困るので、プレッシャーを感じて疲れる
  • だからもう「大丈夫?」と聞かないでほしい

ということを伝えました。

それ以来まだ数日しか経っていませんが、ぽろりと口から出てしまうことはあっても(それだけ「気軽な声かけ」だったのだと思う)、日に何度も問われるようなことはなくなりました。

「大丈夫かと聞かれるのが辛いのだ」ということが伝わったのだと思います!

協力的な夫で本当によかった。

我が人生でもっとも誇れることは、この夫に気に入ってもらえたこと! 

だから出産もがんばろう。

 

さて本当はここから、1月下旬にWebニュースサイトで公開された「マイクロアグレッション(=社会のマイノリティに対する偏見や先入観が言動として現れたもの)」の記事の話に移りたかったのですが、それはまた次回以降のどこかで!

▶【参考記事】褒めたつもりが…見えない差別「マイクロアグレッション」の実態

 

今回の「大丈夫事件」を通して、嫌だと思っているコミュニケーションをぐっと飲み込み続けることも、我慢が爆発して怒りの感情だけぶつけることも、お互いにとってよくないよなあと思いました。

日に日に「相手の立場にたった言葉選び」が求められる世の中になっている気がしますが、言われた側がどう感じるかなんて人それぞれ。

個人的には「言い方に気をつける」以上に、「言われて嫌な気持ちになったときに、言われた側が、その旨と理由を気軽に、軽快に伝える」ことのほうが大事なんじゃないかなと思っています。

 

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