言いたいことやまやまです

仕事をやめ、誇りを持って主婦として生きることにした1985年生まれ。金儲け臭ゼロのブログで生きざまを書き綴っています。お金はいつでもほしい。

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ハーフバースデーを子ども家庭支援センターで祝ってもらった

 8月、子どもの「生誕6か月記念」についての記事を書いていたのに、すっかり忘れていました。いまさらながら公開します。

 

  ■ ■ ■

 

  子どもが生後6か月を迎え、自治体の子ども家庭支援センターにて「ハーフバースデー」をお祝いしていただきました。

 本来ならいろんなお子さんたちと合同での開催だったのでしょうが、コロナ感染状況をふまえ、1家族ごとの対応になっているようです。

 中止にすればリスクゼロ! なのだけれど、対策を工夫してイベントを開催してくださることに感謝ばかりです。

 

 行われたことは

  • 記念撮影
  • 足形とり
  • 身長体重の計測
  • お誕生日の歌(マスク着用 & 小声で)

 というシンプルスタイル。保育士さんが1人でやりきってくれました。

 状況のわかっていない我が子はふてぶてしい顔で撮影に臨んでいましたが、ぐずるかと思っていた足形とりと計測もスムーズで助かった!

 

 問題は「お誕生日の歌」です。飲食店のバースデーサービスでも「ケーキはありがたくいただきたいのですが、歌は不要」の旨を申し出るくらいには、照れてしまう性分。

 そんな私に向かって、保育士さんが「ではこれからお誕生日の歌を歌いますね!」と言いながら、CDをセットをしてくださる間の気持ち! 

 想像してください、感じてください!! ドッキドキですよ!!!

 

 しかしいざ前奏が流れ出すと、そんなものは杞憂に終わりました。

 私は保育士さんとともに「♪ハッピバースデー、トゥ、ユ~」と歌っておったのです。もちろんこのご時世ですので、声は小さめでしたが。

  スピーカーから流れてくるバースデーソングがスティービー・ワンダー版だったとしても、ついていけたと思います。♪ハァァァッピ、バァスディ、トゥ、ユゥゥゥ~

 

 そんなこんなで祝っていただき、施設で遊んで、バタバタと帰宅しました。

 子連れで出かけると、荷物が多いのなんの。その片付けは毎日地味に面倒くさいものです。

 ぬるぬると片付けながら、バースデーセレモニーの場ですぐにしまいこんでしまった足形カードをかばんから出しました。

 さっさとファイリングすればいいものの、そのひと手間が強烈にだるい。テンポラリーフォルダが常にいっぱいになるタイプです。

 

 だるさついでに、足形カードをぼーっと眺めました。

 「ハッピーバースデー」と書かれた、かわいいけれどちょいダサな、自治体感のあるカード。猛烈なノスタルジーを掻き立てられて、ちょっとグッときます。洗練されたデザインにはできない芸当。

 カードの上で躍動感たっぷりにスタンプされた足は、立派に、子どもらしいものでした。

 産まれたときは、細っこくて、カサカサで、ちょっとひび割れていたのに。いまではずっしりむっちり、ぷりぷり。体温調節のために汗でベチャベチャにもなる。

 

 たった半年だけれど、子どもにとってはとんでもなく濃い時間だったんだなあと、足形を眺めているうちに、こみ上げてくるものがありました。

 うれしいとも、幸せとも、なんともつかぬ気持ち。「いま」はたった一瞬なのだと思い知らされます。

 

 もともと私は「子どもがいたら、私の生きがいである自由な時間がなくなっちゃう! そんなの無理! だから私は子どもを持たずに生きていく!」と思っていたくらい。

 でも6か月時点のいま、子どもに会えて本当によかったと感じています。

 35歳(=高齢出産といわれるようになる)ころ、Q & Aサイトなどで、私と同じように子どもが苦手な人たちが「子どもを産んで後悔しないか?」「子どもが苦手でも、自分の子どもはかわいいと言うけれど、本当?」なんて質問をしている様子をよく見ていました。

 万が一のときに回答者が育ててあげるわけにもいきませんし、お子さんがかわいそうな目に遭ってはいけませんし、迂闊なことは言えませんから、「必ずしもそうとは(=自分の子はかわいいと思えるから大丈夫だとは)言い切れない」といった答えに遭遇することが多かった。

 だけど私は、無責任で申し訳ないけれど「少しでも迷うなら、妊活してみたらいいよ!」と言いたいです。

 

 年齢とのバランスもあって悩みに悩んでいたとき、「とりあえず妊活してみて、縁に恵まれちゃったら、がんばってみよう」と勇気を出した過去の自分に、すごく感謝しています。

 もちろん各世帯にさまざまな事情があります。だから安易におすすめしてはいけないのでしょうが、「悩んでいたけれど、”私は”チャレンジして本当によかった」という個人的な想いは言い続けていきたいです。

 

 毎日しんどいし、憎たらしく思っちゃうこともいっぱいある。

 案の定、自由時間なんてなくなりました。

 それでも、この子に会えない人生はいまでは考えられません。

 

 ……と、こんなことを考えるきっかけをくれた子ども家庭支援センターのみなさんに心から感謝です。

 コロナ感染状況が厳しいなかではありますが、第三者が「おめでとう」と言ってくれるセレモニーがあるとないとでは、心境が違っていたんじゃないかと思います。

 

  ■ ■ ■

 

 子どもが9か月を迎えたいま、3か月前に書きかけたこの記事を見返しながら、「そんなハッピー感を出せるのも、離乳食が1回食だからよ……」と悪態をつきそうになっております!

 憎たらしーーーー! と かわいーーーー! の間を常に揺れ動いていて、疲れる日々。でも子どものおかげで、良くも悪くも本当に心豊かな毎日を送らせてもらっています。

 老体に鞭打ちながら、引き続きがんばります。

左)生後すぐの足 / 右)生後9か月の足