言いたいことやまやまです

2022年2月に出産した1985年生まれの主婦です。資料作成が好き。

育児日誌ブログ「母になっても言いたいことやまやまです」を毎週月曜日に更新中!

魅力的な昼スナックママになるには「自己受容」から

雨の赤坂、昼スナックの目の前の道で撮影

雨の赤坂。

天気予報によれば風も強まるとのことだったので、「今日はどなたもいらっしゃらないだろうな……」と思いながら出勤してしまいました。

予想は的中です(笑)

とはいえ、緊急事態宣言下に入ってからは、天気を問わずずっとこの調子。

いつものようにパソコンを出し、ブログのメンテナンスなどを黙々と行いました。

赤坂の昼スナックは閑古鳥が鳴きました…作業に集中

ひとりきりの店内でこれを自撮りしてアップしているの、いたいな……。

家族がばっちりリモートワーク環境なので、自宅では私の作業場がないのです。

赤坂のすてきな空間でひとり静かな環境で集中できるなんて、とっても贅沢! これだけでもママをやっていてよかったと思えます(笑)

 

赤字でも昼スナックを続けていたい理由

お酒が出せない緊急事態宣言下に入ってからというもの、積極的な告知ができずにいる自分がいます。

宣伝しなければ当然、客足も遠のきます。

それはもちろん、赤字につながっていきます。

ひとりぼっちの店内で「私、なにしてんだろ……」という気持ちになってしまうこともあります。

なのに、「じゃあ一生懸命、宣伝しないと!」と自分を奮い立たせようとしても、どうにも重い腰が上がらないのです。

「緊急事態宣言下だから」

「お酒が飲めないスナックなんて、魅力がないから」

……と、理由めいたものはいろいろ浮かんでくるのですが、どれも「本当にそうなの?」と問いたくなるものばかり。

脳みそが一生懸命「言い訳」しているだけです。

結局のところ、お客様ではなく私自身が「お酒を飲みながら過ごす時間」を求めているから、積極的な宣伝活動に踏み切れないのかなあと思います。

「そんなこと言うなら、ほかの飲食店がそうしているように、緊急事態宣言明けまで休めばいいじゃない」

というのも一案です。実際、2021年1月の緊急事態宣言時はそのようにしました。

 

でも今回の宣言下で「休もう」と思ったことはないのです。

それは、「なにか」を抱えていらっしゃる方がふらっと立ち寄ってくださったから。

「金曜の午後、赤坂にやままがいる」

というこれっぽっちの事実が、お客様とのひとときを生み出してくれたからです。

抱えた「なにか」はそれぞれに異なるけれど、会社の同僚でも旧知の友でも家族でもない「ちょうどいい他人」のわたしがお相手させていただくことで、ほんの少しでもお役に立てていたらうれしいなと思います。

お客様があまりいらっしゃらない今だからこそ、周囲の目を気にせずにいろいろ話せるというのも、あるかもしれません。

だから、お客様がいらっしゃろうがいらっしゃるまいが、「金曜の午後、赤坂にやままがいる」は維持したいのです。

▼6月20日までお酒は出せませんが、気になる方はどうぞ!

昼スナック「言いたいことやまやま」

昼スナックでお客様をおもてなしするって、こういうことだ

話は冒頭に戻ります。

「さすがにこの天気じゃお客様ゼロかな」と思っていたところに、いつも応援してくださっているお客様が足を運んでくださいました。本当に、ありがたいことです。

抱えられていたお悩みを伺いつつ、傾聴力皆無マンの私では太刀打ちできないと判断。

そのまま居残りしていただき、17時からの時間帯を担当される、オーナーママの紫乃さんに相談してもらうことにしました。

▼紫乃さんはこんな御本を書かれた方なのです!

私も横でお話を聴かせてもらいました。

お客様はなにか発見があったようで、よかったよかった。

それと、私も発見がありました。

紫乃ママの「聴き方」ってすごいなあ、と!

赤坂の昼スナックのオーナー、木下紫乃さんと

まだ自分の中で咀嚼できていないのですが、

「あんなふうに話を聞いてくれたら、相槌を入れてくれたら、ところどころで要点まとめしてご自身の意見も臆せず言ってくれたら、つい相談しちゃうよなあ!」

なんてことを思ったのです。

以前「傾聴」を勉強したのですが、そのときの「お手本」を見聞きして「こういう反応だと、話しづらいなあ…」と感じたことがあります。

相手の感情にフォーカスするとか、相手の悩みを解決しようとしないとか、相手の言葉をそのまま繰り返してみようとか。

「ザ・カウンセリング」みたいになっちゃって、「ひとつの会話として盛り上がらない」ことにフラストレーションを抱きました。

▼そのときの葛藤はこちらの記事に超率直に書きました…
「傾聴」を練習!とんでもなく傾聴力がない自分に愕然とした


紫乃ママのお話はちゃんと「会話」で、それでいて話し手の状況に寄り添ってくれていて……みなさんが紫乃ママのお店に通ってしまう理由を体感した次第です。

もちろん「あんなふうになりたいなあ!」と、思ったのですが、それって後期のピカソの絵に感銘を受けて、「おれもこんなふうに、わけわからん絵で有名になりたい!」って言っているみたいなモンかもしれませんね。

「傾聴の基礎」は必要なんだろうな……道は険しい……。

私の昼スナックがイマイチなのは、自己受容できていないから

私は「傾聴」を学ぶまで、自分のことを「話し上手」「飲み会仕切り上手」だと思っていました。

でも全然、思い違い。相手の感情にまったく寄り添っていないことに気付かされました。

人と会うことは好きですが、実は「自分以外の人に関心を持てていない」のかもしれません。

だから相手の話が右から左へ流れていって、「心を通わせる会話」ではなく「場つなぎトーク」に終始してしまっているのでしょう。

スナックママを務める日は、

「自分にできることを精いっぱいやるんだ! 楽しんでもらうんだ!」

と思ってカウンターに立っているものの、

「私ごときが提供できるものなんて、ないよな……。同じ料金を払うなら、他のママの日のほうがいいよね……」

なんてイジケてしまう瞬間もあります。

こうして自己受容できていないからこそ、

  • 他者に興味を持てない
  • そんな自分を自己嫌悪

というループを生んでいる気がします。

 

「自分が飢えていたら、別の人におにぎりをあげる余裕なんてないでしょう?」

帰り道に聞いていたラジオのなかで、こんなようなことを出演者が口にしていました。

私自身が飢えていては、誰かを満たすことなんてできないよなあ。

自分のことを自分で満たしながら、昼スナックを続けます

こんなことをブログ(=お客様もご覧になる場)で書くなんてひどい話ですが、スナックの場を含め、改めて、もっともっと悪びれずに豪快に、「自分を満たす」ことに注力してみようかな、なんて思っています。

みなさんは、ふとした瞬間に脳裏をよぎってしまう「呪いの言葉」みたいなもの、ありませんか?

私にとってのそれは「気が利かない」です。

一事が万事、この言葉に左右されながら生きています。「気が利かないやつだと思われたくない!」が、私の原動力。いつもこの言葉に脅されているような感じです。

もともと気が利かないほうですから、多くの場合は「ああ、きっとまた気が利かないと思われてしまったな……あーあ……」という後悔に包まれるのです。

でもこれって、自分の価値を全部他人に委ねちゃっていますよね。

「気が利くか、利かないか」「存在の価値」は、本来ならイコール関係で結びつけることはできません。

「気が利かないと思われたくない」という理由で動くのを、どんどん辞めていきたい。

そうして自分を受け入れられるようになることで、よりよい「スナックでのひととき」をお届けできるのではないかと思います。

……とはいえ、こんなことをここで書けている時点で、数ヶ月前よりも確実に自己受容できるようになっているぞと自分を褒めたくもある。

お客様もご覧になる場所でこうした記事を公開できてしまうのは、「私のネガティブ思考は立派な個性!」と受け入れられるようになったからです。

ネガティブは悪ではありません。

人にもよりますが、ポジティブタイプの人のことを煩わしく感じてしまうことだってあるでしょう?

そんなときに、「ネガティブなキャラクターだから」という理由で、金曜の昼スナックに来店してくださる方もいらっしゃるのではないかと思うのです。

同様に、気が利かないことだって、悪ではないはず。

これからも昼スナック続けます!金曜の午後は赤坂へどうぞ

とりとめなくなってしまいました。

  • 緊急事態宣言下でもお店は開け続ける
  • スナックの場も活かしながら「自分を満たす」を最優先に
  • いつかは紫乃さんみたいな「寄り添う会話」ができるようになりたい

というのが、この記事の骨子です。

いろいろと考えた、雨のスナック・デイでした。

うじうじするのも悪いことばっかりじゃないんですよ!

うじうじしたくなったら、会社休んででも金曜午後は赤坂にいらしてください(笑)


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昼スナック「言いたいことやまやま」


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