2018年末から、3~4週間に1度の頻度でカウンセリングを受けています。
こういうものは本当に、たった1回ではなにも変わらないとつくづく思います。約7ヶ月間にわたり対話を繰り返し、やっと見えてきたのは
「私は、私が特別だと思っていることを他人に知られてはいけない」
という思い込みがありそうだ、ということです。
感情丸出し、欠陥まみれ、大人になれない自分が嫌だ
これまで学生、社会人と成長してくるなかで「しっかりしている」「気が利く」という評価をいただいてきたと思います。
しっかり者の母、先生、バイトの先輩、上司等に育ててもらった成果です。
「気が利くとはどういうことか」
「空気が読めているとはどういうことか」
をしっかり教わって、
「こういうことをすると気が利かないと思われるんだろうな」
「こういうふうに叱られるだろうな」
と想像できるようになりました。
「こんなふうに注意されるだろうな」と想像できるということは、それだけ実際に注意されてきたということです。
すなわち、私にとって苦手分野なのです。気を利かせることも、わがまま言わずに空気を読むことも!
放っておけば私は不機嫌をすぐに顔に出します。
母からの言葉で忘れられないのは「私、あなたに何かした?」です。何かされたわけではなく、私がただ不機嫌なだけなので、そのセリフがでてくるのはごもっとも。思い返せば学生時代からPMSの症状があったのかもしれません。
それはさておき、散々注意されて育ってきましたが、それでもいまだに不機嫌が表出してしまうのです。
そしてそれは「いい歳して情けない、格好悪い」ことなのだと、きちんと教えてもらっています。ムスッとするたびに、注意してもらってきました。
いい歳した大人は自分の感情をむき出しにしない。わがままを言わない。場の空気を察して立居振舞う。己の欲求より場が求めているものを優先する。
「いい歳して」。
これが、私の言動に制限をかけるキーワードだということが見えてきました。
セッション中、カウンセラーさんから
「『もうこんな歳になるんだから、このくらいはできていないと』という価値観を取り外したら、どんな自分になると思いますか」
という問いがありました。
頭のなかで描かれたのは、喜怒哀楽が豊かで、マイペースで、気が利かなくて、ガチャガチャした人間。
30代半ばにしては、なかなか欠陥まみれです。少なくとも組織に属すと大変そうに見えました。「このくらい察してほしいよね」「大人げない」と言われそう。
先生は続けてこう言うのです。
「そんなあなたでも、愛されていますよね?」
私を「マンパワーの1つ」「歯車の1つ」として見ている人は、いい歳して気が利かず空気が読めない女に「ダメなやつ」のレッテルを貼って、遠ざかるでしょう。
でも、おそらく私の個性を好いてくださっている方々は、気が利くかどうかだとか、空気が読めているかどうかで私を気に入ってくれているわけではないだろうな、と思いました。
身近なところでは夫がその代表格です。私が年相応にしっかりしているかなんてどうでもよいのです、きっと。
実際、いさかいが起きるときとの多くは、私が「ちゃんとしなければならないのに、できないとき」に起こります。料理とか、掃除とか、もっと細かいこともいろいろ。
彼は「別にできなくていいよ」と言っているのに、私がひとりで自分に対してプンスカし、機嫌が悪くなるのです。
大人になれず仕事から逃げて扶養家族に…不安を手放そう
「いい歳して」というのは怖い言葉で、特定の誰かの価値基準というより、「社会的に見てこのくらいできて当然」という常識を体現する力があると思います。
ほそぼそとフリーランスのお仕事をいただいていますが、「お小遣いレベル」の収入の日々です。高校生時代のアルバイトのほうがよっぽど稼いでいました。
貯金、切り崩しています。これが20代ならいいでしょう。でももう私は30代も半ば。
周りの同世代は仕事で大活躍していたり、母として奮闘していたり。かたや私ときたら、「いい歳して情けない」!
それを自覚していながら「仕事で稼ごう」と全力投球できず主人のスネをかじっているのです。「いい歳して情けない」!
ガマンせずに務まる仕事を探しているのです。仕事のお給料はガマン料、みんなガマンしながら家族を養うためにがんばっているのに!「いい歳して情けない」!
不安、罪悪感にさいなまれる日々です。余裕がなくなると人にやさしくできなくなるので、気をつけなければ……。
そもそも、不安になっても仕方がない。
悩むと報酬として100万円もらえるなら別ですが、実際は時給0円です。エネルギーを浪費するだけ。
不安は手放すのが吉だと、先日伺ったイベント「グッドバイブス ご機嫌な生き方塾」で習ってきました。
▶「恐れや不安」を生む未来の妄想の手放し方 | グッドバイブス ご機嫌な仕事
なので、考えないようにしよう!
といっても考えてしまうので、別のことでアタマと心をいっぱいにできるように努めます。
まずは林原めぐみさんの曲でも聴きましょう。スレイヤーズといえば「give a reason」が有名ですが、「raging waves」は最初の転職活動のときに繰り返し聴いた、思い出の曲です。
なんと、はてなブログさんはJASRACと利用許諾契約を結んでくださったので、このブログには歌詞を掲載することができてしまいます。
誰かに誉められる人生
目指している訳じゃないの
私が喜ぶ生き方
ぶつかりながら見つけてく
いきなり強いわけじゃない
いきなりできるわけじゃない
繰り返して行く日々から
つくりあげてくの自分を
アカスリにいくのも、おすすめです。
「いい歳して情けない」と考えはじめたら、そんなウジウジした不安を洗い流して、別のことにエネルギーを使いたいと思います。
今週のお題「やる気が出ない」