言いたいことやまやまです

2022年2月に出産した1985年生まれの主婦です。資料作成が好き。

育児日誌ブログ「母になっても言いたいことやまやまです」を毎週月曜日に更新中!

人生初!「子の習い事の申込み」でドギマギ

 仕事を辞めて主婦として子育て & 家事をするようになり、「電話」でのやりとりが増えました。

 会社員からフリーランスになったときは、SlackやChatworkといったサービスを多用するようになったこともあって、連絡は「文字ベース」でした。私は瞬発力がなく、電話でのコミュニケーションが不得手だったため、記録が残る「文字」はありがたかった!

 いまや、じいさんばあさんでもLINEで連絡を取り合う時代です。世の中で飛び交うメッセージは「声」から「文字」へと変わったものと思っていたのですが、そうでもないのだなあ。

 

 子のためには親ががんばらねばならぬ。アンチョコを用意して、がんばって日々電話しております。

 「母」になって圧倒的に増えた連絡ごと、それは「なんらかの予約」です。育児相談、病院、幼児向けイベントや習い事、などなど。

 Web上の予約フォームで申し込めるものもありますが、圧倒的に少数です。そういえば産後2~3か月くらいまでは、コロナ警戒仕様ということで、児童館や子ども家庭支援センターを利用するときも電話予約が必要でした。

 

 こうした予約の際に必要不可欠なのはスケジュール帳。

 私は予定をGoogleカレンダーで管理していて、紙の手帳をまったく使わなくなってから早10年弱が経ちます。これまで不便を感じたことはほとんどありませんでしたが、「電話で予約」となると、ちょっと大変。「電話しながら手元で手帳を手繰る」ようなスムーズさがないためです。

 スマホで通話しながらカレンダーアプリを確認する、ということはできるものの、少々手間がかかります。だから自宅でPCを開き、画面を見ながら電話予約をするのが基本スタイルです。

 しかし「いつでも必ずつながるわけではない」のが電話というもの。

 PCを開いた万全の状態で電話をかけたらつながらず、スマホだけ持って外出している最中に折り返しのご連絡をいただくケースも多々。「折り返しの折り返し」に発展する事案もしばしばです。

 

 先日も電話予約をする機会がありました。赤ちゃん向けの習い事、お試しレッスンを申し込もうとしたときのことです(ブランド名を挙げるのは憚られますが、全国的に知られているところです)。

 まずはWebフォームで申し込むのですが、なんとお試しレッスンの希望日時を入力する欄はなく、「のちほど先生から電話をおかけしますので、日時はそこで直接相談してください」という流れ。おしゃべりだけでスケジュール調整するのは、かなり苦手です。

 フォーム送信してからおよそ半日後、さっそく先生からの電話と思しき通知が。どきどきしながら電話をとります。

 「○○と申します。申込みのご連絡をいただいたのでお電話をしたのですが」

 声色から推測するに、先生は50歳代以上のベテラン女性でした。声がなかなかにピリッとしていらっしゃり、私の緊張メーターは一気にFullに!

 相手の人となりを知らない状況では、声色だけで脳内で勝手にイメージを膨らませ、よくないコミュニケーションに発展してしまうことがあります。落ち着こう。先生は怒っているわけでもなんでもないぞ。

 そのまま先方からスケジュール調整の流れになるかと思いきや、「お電話をしたのですが」のまま、こちらの発言を待っている様子です。私の脳内に「偉そう……」というイメージが膨らみかけている!!!いかん!

 

 妄想を振り払うように「初回のレッスンは、いつだとご都合よろしいですか」と問いかけてみます。

 すると「やままさんのご都合はいかがですか」という、やまびこのような返事がきました。え、いつでもOKなの? 違うよね? せめて候補日時くらい挙げてくれ……! って、いかんいかんいかん! 妄想がまた膨らんでしまう!

 ……そうだ、私はゲームを挑まれてしまったんだ。ババ抜きで自分のターンがきたようなもんだ。相手の手札は多いので、熟考するだけ時間の無駄というもの。とりあえず目についたカードを抜いてやる!

 「水曜日の14時はいかがですか」

 「ああ、その時間は生徒さんがいらしているんです」

 ズコー! あじゃぱー! それみたことかい!!

 ババ抜きであれば1ペア成立、手札が減ってラッキー! なのだけど、予約電話上はうれしくもなんともないもんですなあ! ええ!

 先方からの「16時からなら大丈夫ですよ」といった代替案を待ったのですが、続く言葉が聞こえてきません。

 

 これはもう、電話の奥にいるのはミリオネアのみのもんたなんじゃないかと思えてきました。

 こちらから姿が見えないのをいいことに、きっと顔芸を楽しんでいるに違いない! こうなったらテレフォンだ! テレフォンを使います!……って、ジャストナウ、テレフォン中だよ!

 「では金曜日はどうでしょう」

 あえて時間を挙げずに再チャレンジするも、その返答は「19時以降でしたら」。そんなん思いっきり、子どもの寝かしつけ & 夜家事でバタバタの時間じゃないか! 

 そして続く沈黙……「みの」なのに司会進行なしとはいかに!

 

 このころには私の「印象悪い!」という妄想がスパークしていました。

 いま思い返せば、直近1~2週間のOK日時をダーッと言ってもらい、それをメモして自分のスケジュールと照らし合わせればよかったのです。でも私はそんなに気の回る人間ではないし、ネガティブな妄想にも火がついていました。

 結局「再検討して、電話を改めます」という道を選んだ次第です。

 先方にもいろいろご事情があるでしょうし、これっぽっちのやりとりで判断するのは早計だと思いつつ、電話を切ってから「気が合いそうにないので、この教室でお試しレッスンを受けるのはやめよう」という結論に。(事務局に連絡して、他教室でお世話になる旨を伝えてもらいました。チキンすぎるけど、いいんだ)

 

 これを書きながら、以前、私自身が伝統芸能系のお稽古を始めようとしたときのことを思い出しました。

 そこには明確に師弟関係があり、受講生はお金を払うけれども「お客様」ではなく、「稽古をつけていただいている立場」。振替レッスンのような制度は当然なく、「欠席するのは受講生の勝手」というスタンスです。

 ごくごく一般的な習い事しか経験がなかった私はカルチャーショックを受けるとともに、「稽古」という世界を垣間見て、大変勉強になったのでした。

 (私には稽古をつけていただくための本気が欠けているなと思って、これもまた通学を断念してしまったのですけれど)

 

 さて話は予約電話の件に戻ります。

 「みの」の声色から、前述の「師弟関係における”師”の立場」というプライドを(勝手に)感じ取ってしまいました。

 ただ私としては、どうしてもその方から教わりたいということではなく、「近いから」という安直な理由で申し込んだだけだったのです。

 「親子の楽しみを増やすこと」が体験レッスンの目的でした。

 初手でピリッとしたなにかを感じ取ったのなら、断念は悪い選択ではなかったと自分に言い聞かせています。その後、「みの」よりちょっと遠いところにある教室に無事申し込めましたし!

 

 NHKの子育て情報番組を観ていたら、多くの親御さんが習い事で悩んでいるようで。「習い事をさせなきゃ!」という焦燥感にかられてしまう方もいらっしゃいました。

 我が家はまだ子どもが幼くて、ママ友との付き合いなどもないから思えることかもしれませんが、習い事なんて、親子両方に楽しさや充実感がなければ無理してやるもんじゃない! というのが、いまのところの私の意見です。

 子どものために親ががんばるのはいいことだけれど、自分の本心を犠牲にするのは健全ではない! 

 

 それはそうと、育児関連のコミュニケーションツールに電話以外のもの(文字ベースのもの)が増えるといいなあと思うのですが、なんだかんだで電話がいちばんシンプルで早いんでしょうね。慣れよう。

 ちなみに飲食店の予約電話も苦手だったりします。

 アルバイトや新入社員時代、電話は慣れだと散々聞かされてきたけれど、慣れないもんは慣れない。この教えはいつか我が子に伝えよう。

 

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