自分が何を求めているかを自覚することは、生きるうえで本当に本当に本当に大切です。
そんなのあたりまえじゃないか、と言われるようなことをあえて書いているのは、それが実は難しいことで、できている人はそれほど多くないのではないかと思ったから。
私は35年間いきて、やっと自分の求めているものが見えて、ちょっと暮らしやすくなりました。
- 「有名人になりたい」?
- 私が本当になりたかったもの
- 「自分がその場にいること」で役に立てたらいいなあ
- 資料納品系ではなく、コミュニケーションのお仕事をしていきたい!
- 金昼スナック「言いたいことやまやま」について
「有名人になりたい」?
私はずっと「有名人になりたい」と思って生きてきました。
有名人になりたいわりには、タレント養成学校に行くでも、オーディションを受けるでもなく、エッセイストになるべくコンテストに作品を投稿しまくるでもなく、仕事に邁進して専門家になるでもなく。
ネームバリューのある大学(の文学部)に入り、それなりに名が通った会社(の子会社)に入社し、エッセイブログを始めて知人らに「おもしろい」と言われて悦に入り、たま~に公募ガイド等のコンテストに作品を送って賞品をもらったときだけ「私は凡人ではないのだ!」と実感する、そんな時間を過ごしてきました。
小さいころから自分のことを「凡人ではない、選ばれし者である!」と信じてやまなかったのですが、現実は「有名人になった私」という未来からどんどん乖離していったのです。
リーマンショック前の売り手市場だったにもかかわらず就職活動がてんでうまくいかなかったときから、「おや?」とは感じていました。
意気揚々と入社したものの仕事が好きになれず、転職してリセットしても同じことで、婚活はスベりまくり、趣味のブログはPV収益ともに鳴かず飛ばず。電子書籍を出しても、収益はいまだ時給500円に遠く及ばずという有様です。
就活時に察知した「おや?」の感覚は、歳を重ねるごとに「もしかして」「やっぱり」「どうせ」と進化しました。私は凡人であった……!?
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私が本当になりたかったもの
ほうぼうで「有名人になりたい」と言っていたものの、「なんで?」「有名人になって何がしたいの?」「何の有名人になりたいの?」などと問われると、言葉に詰まりました。
「ちやほやされるから」「なんかすごいから」と、バカ丸出しの答えを返すこともありました。
これはシャレでもなんでもなく、本気でそのくらいのことしか浮かばなかったのです。これじゃあ、幼稚園生の「プリキュアになりたい」という夢のほうがよっぽど叶いそうだというもの。
結局、私は自分が求めているものがなんなのかを自覚できずにいたということです。
「有名人になりたい」という「それっぽい言葉」を見つけて、自分のほんとうの要求に目を向けることをサボっていました。
コロナを機にいろいろなことがあり、そんななかで昼スナックの仕事にも巡り会えて、2021年に入ってやっと、かねてから抱えていた自分の要求が見えてきたのです。
それは「そこにいることで価値を感じてもらえる人になりたい」でした。
このイメージと「有名人」像がちょうどよく重なったのだと思います。
「有名人」になるために、いい成績や魅力的な肩書きを欲してジタバタしていましたが、こうした言動は本当の望みとは相反するものだったということです。
だって本心では「そこにいることで価値を感じてもらえる人になりたい」のに、「背伸びしてがんばって称号をつかみ取らない限り、価値なんて認めてもらえない」という考えにもとづいて足掻いていたのですから!
しかしあらためて書いてみると、私の望んでいることというのは大変に厚かましいですね(笑)。
でもこれを「厚かましい」と感じるようになったのは、成長の過程で社会のムードを察したからだと思います。
この社会で痛い目を見ないように、叩かれないように、自分を守るために「価値を認めてほしいなら、それに値する肩書きやスキルがないと」という発想になっていったのでしょう。
「自分がその場にいること」で役に立てたらいいなあ
2021年に入ってすぐ、ごくわずかな間だけ「お駄賃プロジェクト」という企画を立ち上げました。
「子どもにお駄賃をやるような感覚でお願いしたいことを、1時間1,000円でなんでも引き受けますよ」というものです。
▼発案の経緯はこちらの過去記事をどうぞ
ありがたいことに何件かご依頼いただくことができたのですが、その多くが大きな括りで「ライティング業」に属すものでした。
ブログのなかでブロガーが「なんでもやります」と言っているのだから、当然といえば当然の帰結ではあります。
そうした依頼にも全力で対応した自信があります。しかし文章を打ち込みながら、会社員として毎日働いていたときの気持ちを思い出すところがありました。
一方で、「話し相手になってほしい」「打ち合わせに参加してほしい」といった依頼はとてもうれしく、楽しく、充実感を抱いたのです。
この経験とスナックママの仕事のやりがいを通じて、「そこにいることで価値を感じてもらえる人になりたい」という自分の要求を確信しました。
「有名人になりたい」ではなかったんだ!
▼昼スナックのお仕事は本当に毎回、充実感いっぱい
資料納品系ではなく、コミュニケーションのお仕事をしていきたい!
「お金を稼ぐ」「仕事をする」うえでは、私の「そこにいることで価値を感じてもらえる人になりたい」という要求は「考えが甘い」といわれるものなのでしょう。
「記事や資料を作成し、納品する」ということをしなければ、きっと、お金はそうそう稼げない。
でも私は、自分の人生を諦めたり、ふてくされたりすることに飽きました。
厚かましいと指をさされても跳ね返せるくらいには、歳をとって面の皮も厚くなりました。
自分が望んでいることがわかった今、ちゃんと夢を叶えてあげたいと思います。幸い、「存在するだけで価値を感じてくれる」家族もいます。ということで、
ライティングや資料作成の仕事など、対面せずに行う仕事は積極的には受けないことにします。
スナックママやお話し相手、打ち合わせ相手など、コミュニケーションをとることで成立するお仕事に邁進したいです。
カウンセリングやコーチングといった資格はなにひとつありませんが、エンタメ業界で飲み歩いてきた「酒場力」はあると思います(笑)。
ほそぼそと傾聴やNVC(非暴力コミュニケーション)の独学もしています。
まずは昼スナックを盛り上げるところからスタートですかね。
オンラインでのサシ飲み(愚痴聞き)なども大歓迎ですので、お役に立てそうなことがあればご連絡ください!
▶昼スナック公式Facebookページはこちら(アカウントなくても閲覧可)
金昼スナック「言いたいことやまやま」について
◆お店の場所
赤坂扇やビル5F「スナックHIKIDASHI」内
赤坂3丁目9番4号(東京メトロ赤坂見附駅、ビックカメラの方に降りて出たら右手に向かって徒歩30秒)
※Googleマップで「スナック言いたいことやまやま」と検索すると出てきます
※写真のロゴが目印!
※アルコール、パーテーション、空気清浄機、ドアを解放しての換気、マスクで対策しております
※Wi-Fiあります!一部電源もあり。PCの持ち込みも歓迎です
◆ご来店にあたり
コロナ対策のため、時間帯で4名ずつに絞って営業します。
緊急事態宣言中は13時~16時、普段は14時~18時です。
このページの予約ボタンや、やまま個人へのDMなどで事前にお知らせいただけると幸いです。
◆料金システムなど