こんばんは、「気遣いなんてただのエゴ」の時間です。
ティータイムにお誘いいただき、豪華なデザートを堪能しました。おいしかった、ごちそうさまです。
喫茶店スタッフさんを厳しく見てしまった
デザートの見た目とは裏腹に、ホールのスタッフさんたちがなんとも頼りなく。お局バイトさんのような意地悪な視線で彼らを見てしまっている自分に気付きました。
以下、私がいかに嫌なやつかという話です。
担当してくれたスタッフさんは幾度もオーダーを取りに来たり、提供するプレートを間違えたり、「こういうセットはできるんですか?」という質問をすれば「確認します」となり、そのうえコーヒーがなかなか出てこない始末でした。
多少のいらいらはありますが、それはいいのです。新人さんの可能性だってあります。
カチンと来てしまったのは、お冷の提供についてです。ホールスタッフさんは決して少なくないように見えましたが、お冷の補充やテーブルふき巡回に手が回っていませんでした。
そしていま、私は水がほしい。
非常に感じがわるく嫌な行動をとってしまったと反省していますが、お水のポットを見つけたので、自ら注ぎに行こうと席を立ってしまったのです。
するとそれを見つけたスタッフさんが、「すみません、注ぎにいきますのでお席でお待ちください」と。そりゃあそうです。短気で我ながら嫌になります。申し訳なかったなと反省しつつ席で待っておりましたら、ちゃんと注ぎに来てくれました。ありがたい。
そしてスタッフさんは同行諸氏たちにも「お水のお代わりをお入れしましょうか」と尋ねてくれたのでした。彼らのグラスの水は、ほぼ減っていなかったのに……。
表面張力チャレンジがしたいのか?なんなのか?グラスから溢れるのはごめんなので、いえいえ要らないですとお伝えしましたら、スタッフさんはそのまま厨房の方へ戻ってしまった。
待ってくれ!隣の席の方々のお冷グラスは空っぽだよ!せっかくならグルっと1周してお帰りなさいよ!
お局視点でイライラしてしまいました。端的に表現すれば「気が利かない!」と思ってしまったのです。
しかしこれは本当に、私が、よくない。
気遣いを強要するな
気が利くように振る舞わなければいけないなんて決まりはないのです。気が利いて悪いことはないでしょうが、それを強要してはならない。お水がほしければ欲しいと言えばいいだけのこと。言ったらちゃんと来てくれました。これで需要と供給は成立しているではありませんか。
たとえグラスのお冷が減っていなかったとしても「せっかくだから他の人にも注ごう」という心遣いもかわいらしいものではありませんか。つい口走ったのちに「あっ、グラスいっぱいだ、恥ずかしい」とひとり赤面していたかもしれない。
周囲の席のお冷や状況など、それは周囲の席の人たち自身にまかせておけばいいのです。私が考えることではない。彼らが水のお代わりを欲しているのであればそれをスタッフさんに自ら伝えていただけばよい。私が出しゃばることではないのです。
- ものすごくいいお水を使っていて、やすやすと提供してはいけないことになっている
- お水を提供してしまうと長居されてしまい回転率が悪くなるので積極的に注ぐことを避けている
- 視力がよくないスタッフさんだった
一瞬考えただけでもいろんな「事情」の可能性が見えてきます。なぜその場でこの想像力を膨らませられなかったのか。
過去記事「気が利く」で検索すると、もりもりと過去記事が出てきます。成長がないなと情けなくなります。
元来私も気が利かない人間で、たくさん注意を受けてきました。おかげで「気が利く」と褒めていただけることも多くなったので、数々の指摘には感謝しています。
しかしもともと気が利かないぶん、自分にかなり鞭打ちながら「こういうときは、こう!」というFAQをたたきこんでいったように思います。
その想いが「私はこれだけがんばって叩き込んだんだから、みんなだってがんばって然るべき」「私だけがまんするなんて嫌だ」という押し付けの形で表出してしまっている、のかもしれません。
これも自分を正当化するための言い訳でしかなく、しょうもない人間だなと思いながらしめくくる次第です。
それでも結婚できたので、世の中、何事も相性なんだなと思うと救われます!
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