2021年6月30日配信のAbemaプライム「悲劇のヒロイン症候群」特集に当事者として出演しました。
アベプラさんのYouTubeチャンネルにUPされています。よかったらご覧ください。サムネすごいな……。
- アベプラ「悲劇のヒロイン症候群」当事者として出演するに至るまで
- アベプラ「悲劇のヒロイン症候群」回、ぜひ観てほしいところ
- 「うざい」「面倒くさい」否定コメントまみれ!それでも私は
- ネガティブはただの個性
- 電子書籍のエッセイ本、毎週金曜の昼スナックもよろしくお願いします!
- 【メディアの方へ】番組出演や寄稿等のお問い合わせはこちらから
アベプラ「悲劇のヒロイン症候群」当事者として出演するに至るまで
ディレクターさんからお声がけいただいたきっかけは、昨年の夏に書いた「悲劇のヒロインになりたい症候群」という痛い記事です。
羨ましがられる生い立ち、環境だと思います。
そんな私の欠点は、見栄っ張りで承認欲求まみれの性格と、自らの生い立ちと心身の魅力を素直に幸せだと受け入れられず、不幸になりたがることです。
最近、このような性質(趣味?)は巷で「悲劇のヒロイン症候群」と呼ばれているそうで、特集を組むに至ったとのこと。
めんどうくさいやつは私だけではなかったんだな!
出演にあたり顔や名前を出すかどうかは選べたのですが、「正直」だけが取り柄の人間です。
上記のウザ記事を堂々と書いておきながら「いざ注目されたら保身に走る」というのは、自分でも納得がいきません。
そりゃかっこ悪い性格だし、この癖のせいで不快にさせてしまっている友人知人もいるかもしれないけれど、それでも、こんなやつと仲良くしてくれる方や大事にしてくれる家族がいるのです。
恥ずかしいところや大人げないところも含めて、裏表なく正直に生きているところを買ってくれているんじゃないかと思いました。
アベプラは配信後にYouTubeチャンネルにもUPされるので、大量のネガコメがつくことは容易に予想できました。テーマからしてうざいですからね(笑)
ちょっと怖かったけれど、なんだかチャレンジしてみたくなったんです。
そんなわけで、名前(ペンネーム)も顔も出して、配信当日も生出演させていただくに至りました。
ディレクターさんが丁寧に企画意図を説明してくださり、終始にわたり誠意をもって対応してくださったことも大きな理由です。
チャラくて、「こなし」で仕事をされている方がご担当されていたら、VTR出演も断っていたはず。
アベプラ、デリケートな話題を扱うことも多い番組ですが、いつも丁寧な取材や編集に尽力されているのだと感じて、純粋にファンになりました!
アベプラ「悲劇のヒロイン症候群」回、ぜひ観てほしいところ
当日はテレビ朝日さんの会議室からリモート出演。
かつて有名人になりたかった私が夢にまで見た「自分の名前が書かれた控室」です(笑)
出演者さんたちと同じ空間に放り込まれたら、きっと緊張してうまく話せなかったと思います。リモート画面越しでもハヤカワ五味さんがかわいくてドキドキ……
相手がひろゆきさんだったらボコボコに論破されてしまっていた(というか相手にされなかったかも?)と思いますが、この日はコメンテーターのみなさんがいろいろ話を振ってくださり、話題を広げていただきました。
みなさんプロだから当たり前なのかもしれませんが、素人としては「ありがたいなあ」と感じた次第です。
若新さんのお話がとてもおもしろかったので、ぜひYouTubeもご覧ください!
マウンティングするにあたり、「自分が被害者になる」ことで底辺人物と化すのを回避する思考など、など。
加害者が最底辺になるから、被害者になれば簡単にビリッけつではなくなるんです。
こうやって瞬時に整理してわかりやすくお話ししてくださるってすごいよなァ~。
番組後半のテーマは「幸せ恐怖症」。
スタジオは「条件付きの愛を与えられていると、歪んでいってしまうことがあるのでは?」という話になり、そこでの夏野さんと若新さんのやりとりが興味深かったです。
夏野さんの「条件付きの愛なんて、愛じゃない」というコメントがぐっときました。そういう親になりたいな。
どの親御さんだってきっと、「無条件の愛を与えられる素敵な親」になりたいんだと思います。
でも親御さん自身だって、至らないところだらけのただの人間です。
私は母に「気が利かない」と言われることが辛く、いまでも自分のコンプレックスになってしまっていますが、当時の彼女はいまの私と同世代か、ちょい上くらい。
余裕のないときに自分の尺度を子どもに押し付けてしまうなんて、当たり前のことです。
親子関係にもっと第三者が関わっていたら、母の事情も察しながら、自分は自分でOKだと思えていたかもしれないな。
健全な愚痴吐き場所として、家族に伴走してくれる「かかりつけカウンセラーさん(スピリチュアル系除く)」みたいな存在があるといいかもしれませんね。思いつきです。
※関連記事:気が利かない性格なのに気が利く人ぶってました。もうやめたい。
「うざい」「面倒くさい」否定コメントまみれ!それでも私は
「悲劇のヒロイン症候群当事者」を名乗っているくらいですから、私はネガティブ思考野郎です。
配信中に寄せられるコメントを見る勇気はありませんでした。
テーマもテーマだし、年齢も年齢だし、バカ・アホ・ブスのオンパレードだろうなと想像するにとどめたのみ。
ところが今回YouTubeに映像がUPされたのを知り、アクセスしてうっかりコメント欄を視界に入れてしまったのです。
わかっちゃいたけど、
「うざい」「他人に依存するな」「30、40代でこれは痛い」「不毛」「自分に酔ってる」「注目されて承認欲求満たされたのでは」「ブス」
などなど。
おひとり「ちゃんと自己分析できていてすごい」と書いてくださった方がいらしたのですが、友人知人ブロガー仲間Twitterフレンドその他、身内の優しさではないかと疑ってしまうくらい、基本的にはアンチコメントでした……。
(コメントくださった方、いいね押してくださった方、どなたかは存じ上げませんがホントにありがとうございます。救われました!)
とはいえどれも「ほんと、そうよね」と言いたくなるコメントばかりで、私自身もこのくだらない性分に呆れています。
承認欲求なんて捨ててしまったほうがラクだし、
自分の価値を他人に委ねるなんてもったいないし、
36にもなるおばさんが「悲劇のヒロイン」という言葉を使っているのも気持ち悪いし、
不幸ヅラを見せつけられる他人を不快にさせる罪があるし、
なにより、お察しのとおりアベプラ出られてうれしかったよ(承認欲求満足)!!!
でも私の思考は「以上、終了!」と相成りました。
もちろんいい気分にはなりませんでしたが、特集内容を告げられた時点からわかっていたことです。
手厳しいコメントを見てメソメソとネガティブシンキングを展開させるのではなく、
「おっしゃるとおり! 私もそう思う! しかし根本は変わらんからうまく自分と付き合っていくわ!」
という開き直りの心境になった自分が、ちょっと好きになりました。
他人の言葉に左右されやすいと思っていたので、自分でも意外だったんです。
10年前、いやアラサーくらいの年齢でも、もっと「食らって」いたんじゃないかなあ。
年齢を重ねるのって悪いことじゃないなと思うのは、こういうとき。
日々生きているうちに、「こんなめんどくさい性格の人間でも、構ってくれる家族、友人、知人、仲間がいる」ということにゆるぎない自信ができていたみたいです。
全人類と仲良くできるわけがありません。みんなに好かれなくても楽しく生きていけることもよく理解できていたようです。
「こんなめんどうくさい女、お断りだ!」と思う人とは「ご縁がなかった」。
仲良くしてくださる方とのつながりを大切に生きているだけで、十分楽しい人生が送れています。
嫌われることはこれからもいっぱいあるだろうけれど、それもまたひとつの人生。
他人は他人、自分は自分。それでいいんだと思います。
ネガティブはただの個性
そういえば番組中、突然「どう思います?」と話を振られてしまった平石アナが、
「やままさん、なんだか楽しそうにやってるし、これはこれでいいんじゃないですか」
といったコメントをしてくださったのです(かなり要約&ポジティブ解釈してますが)。
その場の思いつきでおっしゃったのかもしれませんが、とてもうれしい言葉でした。
私が思っていることを言語化してもらったような、すっきりした気持ち。
36歳にもなると性格もそう簡単に治りませんし、個性として受け入れてしまったほうが早いと思うんです。
そういえば、こんなツイートも投稿したことがありました。
キャッチフレーズ、「明るくネガティブ」にしようかな~#思いつき#ネガティブは個性#ネガティブは悪いことじゃない
— やまま あき◆金昼スナックママ (@yamama48) 2021年5月20日
ネガティブ思考癖、悲劇のヒロインぶる瞬間というのは、これからも持ち続けてしまうと思います。
YouTubeのコメントにも「いい歳してきつい」みたいなものがありましたし、私も本当にそう思うんですが、36歳のおばさんにもなると、「それでいいじゃん」の境地にたどり着くもんです(笑)。
みんながみんなポジティブでもかったるいし、自己主張を控える人まみれでもつまらないし、コミュニティのなかにいろんな種類の「うざいスパイス」があっていいんじゃないかなと……超・楽天的解釈!
「こんなネガティブな自分ではだめだ、悲劇のヒロインぶっている人間のままではだめだ……」
と自責しつづけてこんがらがるより、「そんな私でまことにすいまメーン!」とジョイマンポーズで言っているくらいでいいんじゃないかと思っています。
生理前に気分がどん底になってしまうこともあるけれど、回復したときに挽回すればいいし、それで縁が切れる人がいるとしても、それで人生が一巻の終わりに至るわけじゃなし。
毎週金曜日にママをやらせてもらっているスナックでは「365日悩んでいるママ」としてカウンターに立っています。
スナックをはじめた当初は
「もっと前向きで、みんなの背中を押すようなママにならないとダメなんだろうな……」
なんて悩んでいましたが、いまはもう「ネガティブママ」として開き直っています。
「励まされても、いまはそれを受け入れるほどの元気がないんだ……」
っていうお客さまもいらっしゃるものです。一緒にうじうじする時間を求められていることだってあります。
みんなちがって、みんないい。
スナックママになってみて、ポジティブな人も、フラットな人も、ネガティブな人もいていいんだよな、と実感できた気がします。
こういう厚かましい考え方ができるようになったのは、単に加齢で面の皮が厚くなっただけではなく、私の人生がとても恵まれているからだと思います。
びゅんびゅん旅行できちゃうような裕福家庭でもないし、仕事は失敗続きだし、YouTubeのコメントでブスって書かれるものの(これは根に持っているw)、大ダメージを食らうことなく「ふつうにちゃんと生きられる」ってすごいなあと。
有名人になりたかった、金持ちになりたかったけれど、それぞれにきっと「大ダメージ」を受けている側面があるだろうなと思うと、いまがいちばん幸せです。
そんな余裕ぶっこき野郎の持論をだらだらと書いてきました。
「こういうネガティブ人間もいるんだな」と、ケース1として受け流していただけたら幸いです。
電子書籍のエッセイ本、毎週金曜の昼スナックもよろしくお願いします!
「悲劇のヒロイン症候群」当事者として番組出演する程度にはめんどうくさい人間のわたくし、自分語り癖がすぎるもので、電子書籍で3冊のエッセイを出版しております。
もしご興味を持ってくださった方や、もっとこいつにムカつきたいぜ! と思っていらっしゃる方がいらしたら、お手にとっていただけるとうれしいです。
Kindle Unlimited対象になっています。
毎週金曜日の昼スナックも、お待ちしております!
まだまだコロナの勢いが緩んでいませんので、常時最大5名様くらいで営業しております。
もしいらしていただけるようでしたら、お店のFacebookページの予約ボタンやメッセンジャー、TwitterDMなどでご連絡をいただけると幸いです。
詳細は下記のスナックご紹介ページをご覧ください。
【メディアの方へ】番組出演や寄稿等のお問い合わせはこちらから
これまでにNHK「ニュース シブ5時」(日記を書く習慣について)、TBS「ラヴィット!」(スーパーマーケット「ライフ」の達人として)などに出演しています。
ほか、Webメディアでの寄稿等の実績もあります(一覧:PR カテゴリーの記事一覧)。
今回のアベプラのように、顔を出して出演できます。
ほどよい一般人をお探しの際はご連絡ください。
かつて広告、広報業界で勤めておりましたので、いろいろなご事情も察せるほうだと思います。